パートの入社時の必要書類は何がいる?事前に知っておきたい人へ

パートの入社時の必要書類は何がいる?事前に知っておきたい人へ

無事に入社が決まり初めての出社日は、とても緊張しますよね。入社に向けて何を準備すればいいのか、悩んでいませんか?今回は、パート入社した場合の一般的な必要書類をご紹介します。事前に必要な書類を準備しておくことで、安心して入社日を迎えることができますよ。

初日に提出することの多い書類一覧

パートに応募して入社する際、よく「持ってきてください」と言われることが多い書類は以下の通りです。必要になるケースが多いものから順に挙げていきます

(以下リストの書類名をクリックすると、それぞれの書類の説明欄にジャンプします。)

以下、それぞれの書類の用途や意味について一つずつ解説します。会社によっては初日には求められず、年末調整など別のタイミングで求められる書類もあります。

雇用契約書

雇用契約書」は、パートの労働条件を詳しく記載した契約書です。これをもとに、雇用主、従業員という関係が成立します。当日に会社で書く場合もあるので、印鑑を持って行くと安心です。

なお、場合によっては初日以前に、郵送等での提出を求められることもあります。また、契約書に記載された条件が求人応募したときの条件と変わっていないかはトラブル防止のため、確認しておくことをおすすめします。

マイナンバー(個人番号)

マイナンバー(個人番号)」は2016年の年末調整から必要になる新しい制度ですが、会社が従業員に支払う給料から納める税金に関わってきます。会社が役所に提出する書類ついて、マイナンバーの記載が義務となっていますので、従業員は会社からマイナンバーを提出を求められます。

(入社)誓約書

(入社)誓約書」は、会社の規定、機密を守って仕事をすることを誓い、破った場合は会社の規則に従って処分を受けますということを約束する書類です。最近はコンビニやチェーン店などでアルバイト、パートの不祥事がしばしばニュースで話題になりますが、そういったことを予防するための位置づけの書類です。

身元保証書

身元保証書」は自分の身元を誰か他の人が保証し、何かトラブルがあったり損害賠償の必要があるときには、保証人が一緒に責任を負うという内容が記載された書類です。保証期間は3年~5年となっています。

会社側も身元が確かな人を雇用したいという思いと、上で説明したようなアルバイト、パートが引き起こした不祥事の際のリスクを軽くするための意図があります。

年金手帳

年金手帳」も厚生年金の加入手続きのために必要になります。どのくらい働くかによって加入することになるかどうかが決まります。必要に応じて提出できるようにしておきましょう。

手元にない場合には実家にあったり、前の職場で預かってもらったりしている場合もあります。原本を失くしてしまった場合には、慌てず年金手帳の再交付をしましょう。

再交付の申請は厚生年金の場合には年金事務所、国民年金の場合には住民票のある市役所(区役所)で行います。再交付には時間がかかるので、失くした場合には早めに再交付申請をしましょう

雇用保険被保険者証

「雇用保険の被保険者証」については、雇用保険の加入手続きに必要になります。

過去に仕事をしていて加入していた場合、前に勤めていた職場のものが手元にあれば、こちらも用意しておきましょう。見当たらない場合には前の会社やハローワークに雇用保険番号を照会しましょう。本人確認書類(運転免許証など)と前の会社の正式名称や住所がわかるものが必要になります。

源泉徴収票

源泉徴収票」は、年の途中で職場が変わった場合の年末調整で、会社側が年末調整をする場合に必要になります。源泉徴収票は退職の日から1ヶ月以内に退職者へ送付する義務があり、退職から1ヶ月以上経過していれば手元に届いているはずです。入社初日ではなくとも、年末調整の時期に提出を依頼されます

もし失くしてしまった場合には再発行が可能なので、前の勤務先に連絡して再発行してもらいましょう。

扶養控除等申告書

扶養控除等申告書」も年末調整時によく必要となる書類です。

入社初日ではなくても年末調整時には必要となり、提出を依頼されることが多いものです。入社時期によっては早めの提出を依頼されるでしょう。扶養の範囲で働きたいと考えている場合は、入社前に担当者と話をして、勤務時間、曜日を調整するようにしましょう。

通勤費申請書(交通費・通勤経路などの申請)

通勤費申請書」は自宅からの距離と移動手段の情を記載したもので、交通費の詳細を調べたものです。交通費の非課税額は通勤距離や交通手段によって異なるので、交通費が支給される場合には、きちんと詳細を確認して正確に算出しておきましょう。

特に配偶者の扶養内で働く際には交通費を非課税にできるかどうかで、税金の額や手取り額が変わってくる可能性があるので、適当に申請せずきちんと算出しましょう。

給与振込口座申請書

給料振込口座申請書」は、自分の給料をどこの口座で受け取るかということの申請書類です。会社によっては、〇〇銀行で口座を作ってください、と依頼される場合もあります。

住民票(住民票記載事項証明書)

住民票」は履歴書記載の住所と一致しているかどうかの確認や交通費の計算の根拠の確認のために必要となる場合があります。本籍地の記載のないもので問題ありません。

健康診断書

健康診断書」はパートの労働条件によって必要かどうかが異なります。

会社によっては、診断の費用を負担してくれるところや、入社後に会社負担で指定の病院で診断を受ける場合もあります。

資格証明書

資格証明書」は「業務内容に必要な免許証や資格の証明書」の写しを意味しています。昔取得した資格だとしても提出を求められることがありますので、仕事に関係のある資格、その仕事をするのに必須の資格であれば、いつでも提示できるように準備しておきましょう。

マイナンバー提出について早わかり

提出するもののなかで、新しい制度マイナンバーの提出についてはこちらの記事で詳しく解説しています。新しい制度なので、一通り把握しておくとスムーズに対応できます。

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