ホンダ期間工は稼げるの？手取りは多い？気になる待遇面とメリットを解剖！

本田技研工業株式会社では現在、全国の製作所で期間工を募集しています。全国に製造所や工場があり、各工場で働く期間契約の従業員の募集です。

今回、マイベストジョブ事務局の三浦がこの会社の期間工の求人について徹底リサーチしました！

期間工のお仕事への応募を考えている方の参考になればと思います。
※「期間工」という名称についての本田技研工業株式会社での正式名称は「期間従業員」です。

「期間工」は別名で「期間従業員」とも呼ばれるもので、3か月や半年の間など、一定期間の労働契約を結んで工場で仕事をするというものです。今回は、この期間工の特徴や待遇、実際の仕事内容について解説します。

期間工って何？派遣と違う？

同じ工場で働く期間工と派遣社員ってなんとなくイメージが近いところもあり、混同してしまいがちですが、あらためて違いを整理します。

まず、期間工とは主に自動車工場や電子部品の製造工場が直接雇用した契約社員のことを意味します。

会社側では「期間工」という表現ではなく、「期間従業員」や「期間契約社員」という名称で表現していることが多いです。契約の期限が決まっているという点では、アルバイト、パートとも共通しています。会社と直接契約して工場で仕事をしています。

一方、派遣はいわゆる人材派遣と呼ばれ、派遣会社が雇用した人に工場（勤務地）で仕事をしてもらうという形式です。

あくまで雇用主は派遣会社です。仕事の内容自体は変わりませんが、「従業員が誰に雇用されているか」が全く違います。派遣会社は人材を派遣することで、派遣先からお金をもらっています。

ホンダの工場は全国にあり、年間を通じて多くの期間工従業員が勤務しており、バイクや車を生産しています。

どちらが良いのか、という点についてはどういう働き方を好むかという違いもあるので一概には言えません。

ただし、一般的に、直接雇用された期間工のほうが、契約期間内であれば身分は安定していてそう簡単に解雇はされません。一方、派遣会社だと、派遣会社と派遣先の会社との同意があれば、いつでもその職場からは解雇されてしまうリスクがあります。

また、期間工として働くにあたっては、未経験者でも全く問題ありません。もちろんこれまでに工場で働いた経験がある人は働きやすいですが、初心者、未経験者にも研修があるので、不安なくスタートすることができます。

ホンダの期間工の手取りは多い？

求人で最も気になる給料、手取りについてですが、ホンダの期間工の給料は他社の期間工よりも高いと言われています。

勤務スタートして6か月以内で、日給で9,000円～10,200円がもらえます。

また、月収としては、総支給額で約25万円～28万円となっています。初めてホンダ期間工の仕事をする場合、年齢に関係なく、この金額が支給されます。

ここから、社会保険料や税金が引かれるので、手取りの金額は約20万円～23万円くらいといったところです。残業や休日出勤が多いともっと手当が支給されますが、ホンダの期間工は、年間10日ほどの休日出勤があるようです。

これは勤務スタートから6か月以内の場合の平均的な手取りですが、後で説明する満了一時金の金額が大きく、長く働くとさらに手取りは大きく増えていきます。

なお、各工場での給与詳細、月収例は公式サイトに記載があります。
※各製作所により給与や手取りは異なりますので、詳細については募集されている求人情報を確認してください。

気になる待遇面のメリットは？

寮に住み込みで数か月（もしくはそれ以上）の間、工場で仕事をする期間工は、実は他のアルバイトに比べて待遇面でメリットが大きいのです。

特徴的なものとしては、以下のような待遇が挙げられます。
※各製作所により待遇の詳細は異なりますので、マイベストジョブで募集されている求人情報を確認してください。

このうち、特に注目ポイントの「満了一時金」と「寮費が無料」という点について詳しく解説します。

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満了一時金あり

他の求人との大きな違いとして、3か月の期間満了ごとに「満了一時金」というものが支給されます。
※36か月の継続勤務の場合は累計で184万円にもなります。

こういう一時金がもらえる求人は、期間工以外にはなかなかありません。

寮費が無料

自宅通勤ができない人は無料の寮で生活できるのも嬉しいポイント。家賃負担がいらないということですから、他でアルバイトする場合ならかかるであろう生活費が少なくて済むということです。手取りの金額以上に、自分で自由に使えるお金が増えると言えますね。

また、仕事のある日は食堂での食事は1食無料なので、食費も浮きます。

以上のように、日々の生活で必要なお金が少なくて済むので、貯金やお小遣いにできるお金がたくさんできる点、満了一時金が3か月ごとにもらえる点が大きなメリットです。

今募集している期間従業員の仕事内容は？

現在、募集のある期間従業員の仕事内容について簡単に解説します。

仕事の種類は複数ありますが、どれをするかという担当の割り振りは入社後に決められることになっています。

自分が実際にどの仕事を担当するかはどの部門の人数が不足しているかという工場の事情もあるので、入社後に決められます。基本的には同じ仕事を継続するので、どんどんスキルアップしていくことが可能です。

ただし、体力や腰痛など身体にトラブルが発生した際には、勤務先の担当者と相談して他の業務に変更するかを決めることになります。

製作所によって、二輪車（オートバイ）、四輪車（自動車）など異なりますが、基本的な仕事内容は共通しており、以下の5つの仕事があります。

どの仕事も、慣れは必要ですがスタート時に専門的な知識・技術は必要ありません。また、製造工場で働くのが初めての人も多いので、慣れるまでは職場の上司や仲間がしっかり指導してくれます。

実際の本田技研の工場内での実際の作業の様子です。

1.プレス

平らな鋼板が、巨大なプレス機で作られます。工程は基本的に自動化されており、期間工の仕事としては、鋼板の移動や工程管理や製品のチェックが主な業務です。

2.溶接

プレスで形成された部品を専用の機械で溶接します。工程はプレスと同様に自動化が進んでいるので、仕事内容はプレスされた部品のチェック、セットが中心です。

3.塗装

溶接されたボディーに特殊な処理を施し、品質の高い塗装を行います。塗装そのものは専用機械で行われるため、ボディーの塗装前処理、塗装後の外観チェックが主な業務です。

4.車体組み立て

組み立てラインも基本的な仕組みはコンピューターで制御されています。塗装後のボディーにエンジンをはじめとして、各種の部品を取り付けるのが主な業務です。

5.完成車検査

実際にバイクや自動車を購入されるお客様の目線で厳しい検査を行います。外観はもちろん、ライト、アクセル、ブレーキ、排気ガスなどについて、一台ずつ専用の検査機器を用いた検査作業の補助が主な業務です。

期間はどのくらい？延長はある？

契約期間は3か月（試用期間2週間）となっています。契約期間が満了する3か月ごとに、本人の希望があれば、生産の状況、及び勤務態度・能力により延長かどうかが決められます。

勤務態度に問題なく、生産ラインの縮小などの事情がない限り、延長する場合が多いようです。

実際どれくらい稼げる？

支払われる給料や待遇についてはこれまで説明してきた通りですが、12か月間、更新して働いた場合は満了一時金と合わせると年収でだいたい380～420万円がもらえます。

これはあくまで月収例で、製造所による細かい条件の違いや残業がほとんどない月や休日出勤がある月もあるので、あくまでも目安ですが1年目から400万円前後の収入を得られます。

さらに長期間働く場合には、日給も昇級する可能性がありますし、満了一時金の金額も増えていくので、どんどん稼げるようになります。

また、各種手当や寮費無料、食費補助があるので、単純に稼げる金額よりも、生活にかかるお金が少なくて済むので、実質的に自由に使えるお金は、他のバイトで働くよりもその分増えるでしょう。

まとめ

今回、本田技研工業株式会社の期間工の仕事や給料、待遇についてリサーチしてみました。

自分のイメージとして「工場で大きな乗り物を作る仕事って大変そうだな…」という印象があったのですが、リサーチしていくうちに、仕事は明確に分業化されていて、自動化も進んできていること、福利厚生もしっかりしている上に、期間限定で集中して働いてたくさん稼ぐという点で、本田技研工業の期間工は働く側にとっても、非常にメリットがあると感じました。

また、未経験者でも働けるので、職歴に関係なくチャレンジしやすい求人なのも嬉しいポイントですね。

メリットについては、満了一時金と寮、食費に関する待遇がとても良いのが印象的です。生活費を低く抑えて、期間内にしっかり働くことで稼ぎやすい期間工の仕事は、ある程度体力があって貯金やまとまったお金が必要な人に向いていると言えますし、そういった状況の友人にはおすすめしたいと思います。