1. 知って得するアルバイト・パートの社会保険の知識

すべての働く人にとっては重要な社会保険
求人原稿には社会保険について記載しましょう。

「社会保険」とは

社会保険とは基本的に「労災保険」「雇用保険」「健康保険」「厚生年金保険」の4つを呼びます。そもそも社会保険とは人生に起こりうる「リスク※」に対し、皆でお金を出し合い「リスク」に遭遇した者に一定額を給付する制度です。国(厚生労働省)が運営しており、お互いに助け合うという目的で、基本的に全員加入(強制加入)が特徴です。法人事業所(株式会社、有限会社など)は全て強制加入(日雇い労働者も加入手続きは必要)です。求職者は、高い関心を持って「社会保険完備」の求人を探していますので求人募集の際は社会保険についてしっかり記載しましょう。

※病気やケガ、失業(収入が途絶える)、早く亡くなる、介護が必要になる、年を取り働けなくなる(収入が得られなくなる)など

加入要件

【雇用保険の加入要件】
1週間の所定労働時間が20時間以上の人
31日以上雇用される見込みの人

【厚生年金の加入要件】
1日または一週間の所定労働時間が正社員の概ね3/4の人
1ヶ月の所定労働日数が正社員の概ね3/4の人

よくあるNG表記例

×社会保険応相談 ⇒ 株式会社や有限会社であれば強制加入です。
×社会保険あり(勤務期間3ヶ月以上) ⇒ 雇い入れた日から加入させなければいけません。
×社会保険あり(研修期間中はなし) ⇒ 雇い入れた日から加入させなければいけません。
×社会保険完備(雇用・労災) ⇒ 4つの保険に加入していなければ「完備」ではありません。
×契約社員には社会保険適用 ⇒ 雇用形態に関わらず社会保険は強制加入です。

社会保険未加入の場合

以下のような罰則があります。

健康保険法:6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金
厚生年金保険法:6ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金

上記に加えて、労働者が被った不利益は、民事上の損害賠償請求の対象となります。また、労災保険・雇用保険の加入手続きをしなかった事業主は、最大で過去2年分の労働保険料を遡って納付することが義務付けられています。