「高校生OK」や「高校生可」としてる求人は高校生でも働ける募集情報です。高校生の場合は、法律で働ける時間帯や業種や職種にも制限があるため、募集する側もOKとしている場合とそうでない場合があります。例えば深夜帯の勤務がメインになる仕事の場合、18歳未満の人だと働けない時間帯があるため勤務できません。そのため高校生不可としている求人もあります。こういったように法律上制限があるため、求人票では「高校生OK」と分かりやすく明示している場合があります。高校生の場合、「高校生OK」や「高校生可」と記載している求人に応募すれば間違いなく高校生でも働ける求人なので、安心して応募しましょう。

高校生がやってよかったバイトは？

実際に高校生が働いたことのあるバイトなかで、やって良かったと評判のバイトを紹介します。高校生はバイトするにも法律上の制限があるため、どんな仕事でも働けるわけではありません。やって良かったバイトは、高校生が多いバイトでもありおすすめです。人気の秘密・理由があるのでチェックしていきましょう。

アパレル

従業員割引、社割があったりするのでファッション好きな高校生に人気です。最近ではファストファッションブランドのお店は店舗自体が大きく求人募集も多いです。同じフロアに同じように働く高校生が多いのも働きやすい特徴の一つです。人数が多いお店は初めてバイトするにも安心です。

塾・家庭教師

塾、家庭教師のバイトは高時給バイトとして人気です。大学生にも人気で数少ない学生にも稼ぎやすい仕事です。最近では個別指導塾も主流になり、人前で話すのが苦手な人でも働きやすくなっています。家庭教師やマンツーマン指導であれば相手と1対1なので、他の仕事よりも気が楽という声もあります。研修でしっかり教え方を学んでから指導にあたるのも安心できます。

カフェ

すべてのバイトのなかでも人気が高いのがカフェバイト。おしゃれなカフェで働きたい！という人は結構多く、高校生もやって良かったという声が多いです。男女ともに人気で、バイト仲間も多く友達もできやすいイメージもあります。

飲食店・居酒屋特におすすめ

昔から初バイトで定番のバイトの飲食バイト。高校生可とする求人のなかでも圧倒的に募集数が多く、働き始めやすいです。お店によってはまかない付き、食事付きなところがあるのもうれしい。居酒屋バイトは比較的時給も高めで、学校が終わった夕方あたりから22時まで働けるのも時間的に働きやすいです。

受付

受付のバイトは動かなくていい、楽なイメージがあり人気です。実際働いてみてほかの仕事と比べても楽だったという声も。楽かどうかは職場によるので一概には言えませんが、やって良かったの声が多い仕事でもあります。求人は病院や歯科、鍼灸院などの受付募集が多めです。

スーパー特におすすめ

スーパーも高校生可の募集が多いバイトの一つ。地元で募集も見つかりやすいので働く人も多いです。ひとくくりにスーパーといっても仕事の種類はいくつかあり、食料品の品出しや陳列などの裏方作業や、レジスタッフがあり、どの職種も高校生OKで働けるところが多いです。

裏方

裏方、バックヤードなどの接客しないバイトは人気です。初バイトでどうしたらいいか分からない不安や、人前に出るのが苦手、人と接するのはまだ不安という人でも働きやすく、仕事内容も自分のペースでコツコツと進めるものも多いのも人気の理由です。

特におすすめ、高校生が多いのは

高校生におすすめなバイトは「高校生が多い職場」です。

高校生が多い職場だと、高校生特有の事情などを理解してくれる職場も多く働きやすいです。例えば試験の前は休みたいという人も多いので、高校生が多く働く職場だと、そういう事情を理解しているので休みが取れやすかったり、シフトを調整してくれるところもあります。また初バイトなどで不安な人は、同じような立場の人がいる職場だと安心できて働きやすくおすすめです。

そのほかだと、バイト人数が多い職場もおすすめです。バイトが自分一人だと休みが取りづらいと感じる人も多いですが、人数が多ければ休みやすいというのもあります。

高校生の本分は学業なので勉強に差し支えない範囲でできる仕事を探しましょう。

職種では飲食店、スーパーが多い

特に飲食店、スーパーのアルバイトは高校生が多いバイトです。

高校生の場合、家の近くで働く人が多いため、必然的に住宅街の中や最寄り駅周辺で探すことになります。そういった場所でも高校生が働ける仕事で見つかりやすいのが飲食店やスーパーです。初バイトは飲食店という人は結構多いです。

高校生には法律上の制限がある！バイト探しの前に3つのチェック!!

年齢に制限あり!! アルバイトできる年齢は15歳の4月1日から

働くことのできる最低年齢は労働基準法で定められており、15歳の誕生日を迎えてから最初の3月31日がくるまでは働くことができないとされています。(労働基準法第56条) アルバイトできるのは15歳の4月1日からとなります。(例：9月1日に誕生日を迎えて15歳になる人は翌年の4月1日以降)

高校1年生の春以降となりますので、高校入学頃から働き始められます。一部の雇用先では法律をしっかり把握していない場合もあるようなので、自分で禁止されていることだと認識しておきましょう。

一部の例外措置とさらに詳しい内容はこちら

アルバイトは何歳からできる？法律上の年齢制限15歳の解説と職種ごとの違い

時間に制限あり!! 働いてはいけない時間帯がある

働くことのできる時間も労働基準法で定められており、18歳未満は午後10時から午前5時までの間は働くことができないとされています。(労働基準法第61条) ただし例外的に厚生労働大臣の許可があれば、地域又は期間を限ってこの時間を午後11時から午前6時とすることができます。法律上では年齢で制限されているので、高校生であっても18歳の誕生日を迎えていれば働くことは可能となります。

居酒屋など深夜帯も営業しているお店であっても、18歳未満は午後10時以降は働くことが禁止されているので注意しましょう。

一部の例外措置とさらに詳しい内容はこちら

高校生バイトの時間について早わかり！法律上、深夜は何時まで？

職種に制限あり!! 働けない業種・職種がある

18歳未満では働けない職種も法律で定められており、危険又は有害な業務については、就業が制限又は禁止されています。危険を伴う工事現場などの仕事や、夜のお酒の場の接客業務などは禁止されているので注意が必要です。

禁止業務の例

・重量物の取扱い業務
・運転中の機械等の掃除、検査、修理等の業務
・ボイラー、クレーン、２トン以上の大型トラック等の運転又は取扱いの業務
・深さが５メートル以上の地穴又は土砂崩壊のおそれのある場所における業務
・高さが５メートル以上で墜落のおそれのある場所における業務
・足場の組立等の業務
・大型丸のこ盤又は大型帯のこ盤に木材を送給する業務
・感電の危険性が高い業務
・有害物又は危険物を取り扱う業務
・著しくじんあい等を飛散する場所、又は有害物のガス、蒸気若しくは粉じん等を飛散する場所又は有害放射線にさらされる場所における業務
・著しく高温若しくは低温な場所又は異常気圧の場所における業務
・酒席に侍する業務
・特殊の遊興的接客業（バー、キャバレー、クラブ等）における業務
・坑内における労働等

高校生はまだ未成年！提出が必要な確認書類もあり

年齢証明書の提出が必要

高校生がバイトする場合、年齢証明書をバイト先に提出する必要があります。これも法律で定められており、使用者は18歳未満のものを雇う場合には年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならないとされています。(労働基準法第57条) 一部の雇用先によっては法律をしっかり把握していない場合もあるので、求められない場合は確認してみましょう。法律上では必要です。

年齢証明書とは公的に年齢を証明することのできる書類で、住民票などの証明書となります。行政では個人情報保護の観点から、住民票にはすべての情報が記載されているので、必要のない情報を省いた「住民票記載事項証明書」の提出を推奨しています。

親の同意書や承諾書が求められる場合も

未成年者は何かトラブルが発生した場合に自分で解決できないこともあるので、親(保護者)の同意書や承諾書の提出を求める企業は多いです。一般的には求められるケースがほとんどです。保護者の同意を得たうえで必要事項を記載して提出しておきましょう。

学校でアルバイト許可が必要かどうかもチェック

学校によってはアルバイトする場合、学校の許可を得ないとしてはいけないなどの校則があるところもあります。許可を得ずにバイトをして見つかった場合、停学や退学などの処分がある高校もあります。アルバイトをする際に許可が必要なのかきちんと確認しましょう。まれにバイト先に、学校のアルバイト許可証の提出を求められるところもあります。