新編集長に聞く!「バイト徹底調査」商品の誕生秘話から記事完成までの苦悩と、その中で感じた喜びとは
「マイベストジョブの種」の中の一つのカテゴリー「バイト徹底調査」。これは求人募集をする企業の採用担当者様にマイベストジョブが取材を行い、記事として求職者に紹介するコンテンツです。求人原稿だけではわからない企業の魅力や仕事のやりがい、応募者からは聞きにくいことなどをマイベストジョブが代わりに徹底的にインタビューします。
今では取材企業数も100社を越え、多くの企業様にも応募者の方にも好評いただいています。そんな「バイト徹底調査」について今年4月に新編集長に就任した奥村に商品の誕生秘話や、記事公開までの苦悩、課題解決など詳しく聞いてみたいと思います。
この記事の目次
「バイト徹底調査」は応募者目線を軸に誕生
「バイト徹底調査」の最初の記事が公開されたのは2015年。まだまだマイベストジョブというサイト自体知る人が少ないこのときに、いかにして企業に応募を集めるかという目的のもとスタートさせました。
当時はSEOに強い開発担当が、「企業名+バイト」というキーワードに対して記事を書くといういわゆるコンテンツマーケティングのスタイルで始めました。求人原稿はどの媒体でも同じ内容になるため、検索で上位表示させるにはネットにまだない情報をコンテンツに盛り込み、記事にすることで大手サイトよりも上位に表示させるという手法です。
このかたちで記事を書いていくと間違いなく検索の上位にはくるだろうということで、設計するわけですがただそれだけでは、PVは集まっても応募につながらないと意味がないといったお客様が求めているものの本質へ転換することも同時に考えました。
そこで考えられたのが、「応募者が面接で聞きたいけど聞きにくいこと」を代わりに聞くという方法。ほかにも求人原稿を読んでも分かりにくかったり、書いてなかったりすることを代わりに聞いていく。これを読者にとって読みやすくまとめるという一つの型ができました。
そしてこのかたちで、大手サイトよりも検索結果で上位表示され、記事を書けば1位に表示されるということが達成できました。結果、お客様にも喜ばれ、原稿の閲覧数も増える。ということができ、今はそれをさらに進化させています。
記事完成までの苦悩と課題解決
最初の記事を取材して記事にする前に社内で話あって合致した意見は、「企業の言いたいことを書かない」ということでした。これはどういうことかというと、多くの企業の紹介記事は有料のPR記事です。この場合、企業側の言いたいことを記事にするのが主流でした。ですが、「バイト徹底調査」の場合、内容はマイベストジョブ側に一任してもらうかたちをとっています。要するに企業のPRだけの記事にはしないということです。(もちろん企業のマイナスになるようなことは書きません)
自分たちが応募者の立場になってこの手のPR記事を読んだときに思ったことは、知りたいことが書かれていないということでした。実際にバイトする側とすれば、例えば髪の毛の色はどこまで明るいとアウトなのかとか、シフトはどのタイミングで決まるのかとか、週2回の勤務でも問題ないのかとか、この仕事を通して身につくスキルであったり、やりがいとかそういった内容が知りたい。だけど、広告記事であれば、良いことばかりが書いてある。悪いことや言いたくないこと(逆に応募者にとっては聞きたいこと)が書かれていない。
これだと応募につながらないのでは、という仮説をもって進めました。当初はこのかたちを企業の方に理解してもらうのが難しく、仮完成の記事を確認してもらう段階で、かなりの箇所の直しを求められることもありました。(これは今でもあります。汗)
ただここを理解してもらわないと、結果お客様にとっての意味のあるものにはならないと確信をもっていましたので、営業担当とも何度も打ち合わせを行い、丁寧にお客様に理解してもらうことを繰り返しました。
ここが最初の課題でした。当初は営業担当は企業寄り、編集担当は応募者寄り、といったかたちで意見のぶつかりもありましたが、何度も商品理解を深める打ち合わせを重ねて、自分たちの商品の価値や強みなどを深めていきました。
どうしてもという場合は、これはお客様の意向であるので、応募までは担保できないことを理解いただいたうえで、公開されるものもありますが、多くの記事はこのスタイルで公開まで行えるようになっています。
書けば上位表示、間違いなく目には触れる
公開した記事は軒並み、検索上では1位~3位以内には表示されるようになりました。公開記事数が増えれば増えるほど、結果の数も増え、この商品に営業担当も代理店様も確信を持てるようになっていきました。
このときにはどちらかというと、編集側よりも営業側のスタッフの方が熱くなっていましたね。編集側は頭の中の構想にあったものが、かたちになったニュアンスですが、営業側のスタッフはやはりどちらかと言うと半信半疑でした。それが、結果が積み上がることでお客様への話にも自信を持つようになっていったという印象です。
検索上位に表示されることで、有名企業様であれば検索回数も多く、一つの記事で月間数千PV見られる記事も多いです。そして記事を見た人は、この記事でマイベストジョブを知り、サイト上で応募するという新たな導線も確立しました。
記事を読んだ人は面接到達率も採用率も高くなる
またこれは副次効果ですが、「企業名+バイト」で検索しているユーザーは、かなり高い確度で応募を検討しているユーザーで、しかも詳しく情報を知ろうとする人ほど、面接到達率も高く、採用率も高くなる傾向がありました。
記事を見た人は、その企業についての雰囲気や考えを多少なりとも知った状態になります。その状態で応募した人はそうでない人よりも、企業に対して持つ印象が変わっているのだと思います。
結果、面接にこないなどのブッチされる件数も少なく、面接時にも記事の内容を見てもらえているので、双方の認識が大きくずれていないという企業様の声も多く集まっています。
多くの求人サイトでは応募があっても連絡が取れないといった理由が多くあり、応募に対しての採用率が低くなってしまうこともよくあります。ですが、「バイト徹底調査」の記事を読んで応募に進んだ場合は、面接到達率も高く、採用率も高くなるため、「ほかでは採用できないけど、なぜかマイベストジョブだと採用できることがある」と言われることもあります。
それが今ではマイベストジョブは採用率を高く持てると自分たちの強みにもなっています。
新編集長に聞く!「バイト徹底調査」はどんな企業に向く?
基本的には公開後、ずっと掲載され続けますので年間通して採用活動している大手企業様向けの商材にはなります。一般の方の認知度が高い企業様ほど、検索されるボリュームも多くなるので、PV自体を集めることはしやすい方だと思います。
逆に認知の高くない企業様の場合は、PV自体を集めることは少し難しいと思います。基本的には検索流入メインとなっていますので、その点は大きいです。ただ、そういった企業様ほど、ネット上での情報も少ない傾向があります。応募者が検索して企業の情報を探そうとしても何も出てこない状態。この状態では、興味を持ったとしても応募を辞めてしまう人もいます。
ここでマイベストジョブの「バイト徹底調査」の記事があり、上位表示されていて、見てもらえる状況になっていれば、応募者にアプローチできます。
実際に認知度の高くない企業様の方が、この記事の意味は大きいと感じていただけることも多いです。
私も記事を書いていた経験があるので感じますが、その企業の考えや魅力を第三者目線で客観的に書いているため、企業側が自分たちで伝えるよりも、読者にはすんなりと入ってきやすいというメリットもあると思います。
ただ上位表示させるだけではなく、求人ごとの「仕事の魅力を伝える」という点でもご満足いただけていると思っています。
実際にご利用いただいている企業様から、「応募があった求職者の採用率が高い」という嬉しい声をいただけたときは一番うれしいですね。
ご興味のある採用担当者様は是非、以下の掲載についてのページもご覧ください。