回転寿司の花まるの正社員求人を採用担当者に聞いた!人気の秘密は?口コミ評判も
今回取材させていただいたのは、回転寿司の花まるの正社員求人です。気になる仕事内容や会社の雰囲気などの口コミ・評判について採用担当者様にお話を聞きました。
この記事の目次
株式会社はなまるについて
――会社概要を教えてください。
株式会社はなまるは、北海道・東京・神奈川エリアで回転寿司店の「根室花まる」、定食屋の『一夜干しと海鮮丼 できたて屋』、『立食い寿司 根室花まる』などの飲食店を多数運営しています。
前身の会社から36年、飲食店を初めて28年になります。1994年7月に1号店である『回転寿司 根室花まる 根室店』をオープンして以降、1997年から回転寿司の経営に特化し、2000年9月に (株)はなまるに商号変更を行いました。2013年3月に東京エリアに店舗を出店し、その後も順調に店舗数を増やしています。
――株式会社はなまるが経営する飲食店の特徴を教えてください。
回転寿司の中では質の高い、立ち寿司のレベルを回転寿司の価格帯で食べられるのが魅力です。一般的な開店寿司チェーン店では機械を入れて人を減らすのが主流ですが、弊社は人が作ることを大事にしています。機械ではなくスタッフがシャリを握って魚を乗せていますので、飲食店らしい飲食店だと思いますし、寿司職人感・専門職感が強くあります。
回転寿司にとどまらず、魚を使った業態を育てていきたい
――会社の経営理念や今後の見通しについて教えてください。
今後も新規出店を強く進めていきたいと考えております。コロナ禍でも9店舗開けていて、「攻めよう」という姿勢がある会社です。現在は回転寿司が主力ですが、別業態として東京・横浜に開店した立ち食い寿司が順調に進んでおりますので、こちらの業態でもまだまだ出店したいと考えています。このほか、定食屋など、寿司ではないけれど魚を使った業態を育てていくのが一つの目標としてございます。
また、現在飲食業界では機械化が進んでいて、いかに人を少なくして運営するかに経営方針が寄っている傾向があります。しかし弊社はそこと対決する気はなく、「人が作っていく飲食店、でもチェーン展開をしているお店」としての道を極めていく方針です。
――回転寿司のスタッフというとアルバイト・パートさんが多いイメージがありますが、なぜ社員を募集するのですか?
たしかに一般的な開店寿司チェーンでは、店長だけが社員で他の従業員はアルバイト・パートさんというお店が多いかと思います。ですが、機械ではなく人を主軸にした店づくりは難しいと考えています。
機械化をしない分、質の良い仕事・質の良いサービスを提供するためには、責任を持って働いてくれる正社員の比率が高い必要があります。
実際、弊社の店舗では、スタッフ50〜60人に対して10~12人の正社員がいるため、一人に負担がかからないようになっています。それに本社が各店舗の状況を確認し、店舗間でヘルプし合えるようにしています。また店長でも週休2日で土日や祝日も交代でお休みにでき、5日連続取得も可能です。
寿司を握れなくてOK、最前線で飲食業をやりたい人を求めている
――正社員としてどのような方を求めていますか?
弊社の正社員職は、「最前線で飲食業をやれる」という点が一つの大きな特徴です。
飲食店の正社員というと、マネージャー職や店長職など「人やお金を管理する仕事」というイメージもあるかとも思いますが、弊社の場合、そのマインドだと合わないケースがありますね。
人やお金を管理することより、最前線で飲食業をやる。そこからマネージャーに上がっていくといった道もありますが、まずは最前線で飲食業をやりたいというモチベーションが必要ですね。
――やはり寿司を握れる技術がないと入社は難しいのでしょうか?
いえ、寿司を握るスキルに関して一切求めていません。実際、これまでも寿司職人経験者の採用はしてこなかったですね。過去に採用した人で寿司を握ったことがある人は1割強くらいです。
飲食店での勤務経験に関しても、アルバイト経験を含めれば多いですが、正社員勤務経験がある人は半数以下です。前職は様々で、多いのは営業や販売サービス・小売業・アミューズメント系ですね。中にはシステムエンジニアから転職した人もいます。
――キャリアステップとしてはどのような道がありえるのでしょうか?
店長職の場合は、店舗の支柱となる存在になるので、マネジメント業務を主とし、人材の育成、採算管理、原価管理、チームワークの醸成など裁量権が大きい仕事をしていきます。とはいえ、社員全員で店づくりを行うので、店長や副店長だけが業務を抱え込むことはありません。その後は、エリアマネージャーや商品開発、バイヤーといった更なるキャリアポジションを目指すこともできます。
充実の研修制度「花咲大学」未経験からでもチャレンジしやすい
――では未経験者から仕事を始めるにあたって何か研修制度を設けているのでしょうか?
株式会社はなまるでは花咲大学という全社員に対する研修制度を設けております。新入社員から階層別研修まで様々なプログラムを用意しており、入社してから5年間は全員に研修を受けてもらっています。
1年目は実技研修が多く、接客の基本や包丁の扱い方、魚の捌き方、お寿司の握り方をしっかり学べ、座学では数値管理や商品・衛生知識など、他にもフードビジネスの基本、お品書き作成などの販売スキルなども磨けます。
また、花咲大学ではグループワークの時間もあり、同期と一緒に行います。中途だと同期がいなく、それが孤立につながることがありますが、同時期に入った方が一つのグループになることで中途でも同期ができます。悩みが似ていることが多いので、精神的な支えになるのではないでしょうか。
ちなみに研修時間は100%業務時間となり、シフト上でも「花咲の日」としています。
実務レベルの目標達成度合いを評価軸としている
――これから入社される方には、どんな働きぶりが求められますか?
飲食業の性質として、「チームで成果を上げることが重要な業界」というところがあります。その意味で、個人のスキルアップも大事ですが、チームで協力して成果を上げることを求めます。
――オープンキッチンのお店ということでお客様と接する機会が多いかと思いますが、コミュニケーションの面では何を求めますか?
「話すのが上手」という意味でのコミュニケーション力ではなく、明るさ・親しみやすさという意味でのコミュケーション力を重視していますね。お寿司は多くの人にとって日常のご褒美ですから、お客様の前に誠実に立てるかどうかも重要ですね。
――会社ではどんなことで評価されますか?
評価は評価制度に基づいて行われます。自分自身と上長とで、半年ごとの目標設定をし、目標達成が一つの軸となっています。この目標というのは、実務レベルに関する内容がほとんどですね。機械で寿司作りを行う店であれば重要視されない部分かもしれませんが、株式会社はなまるは人が作ることを重要視しているので、実務レベルが評価のもっとも大きなポイントとなります。
――株式会社はままるの正社員職の給料・年収を教えてください。
株式会社はままるでは、家族手当や住宅手当などが充実しているおかげで、前職よりも年収が上がる社員がほとんどです。年収700万円以上の社員も多数います。弊社に転職して、「結婚します」や「生活が安定した」の声が聞こえることが会社としても嬉しく思います。
また、コロナ過で休業していた時期も、給与・賞与は満額支給していました。2022年4月には全社員平均3万円のベースアップも行っており、社員が飲食業を誇りに思いながら、元気に明るく働けるよう、さらなる環境改善を進めています。
<東京・神奈川エリア>
月給28万5000円~50万円(固定残業代含む)
※固定残業代は、時間外労働の有無に関わらず40時間分を、月6万3700円~11万1800円支給
上記を超える時間外労働分は追加で支給
※一律手当含む
<北海道エリア>
月給23万5000円~50万円(固定残業代含む)
※固定残業代は、時間外労働の有無に関わらず40時間分を、月5万4800円~11万1800円支給
上記を超える時間外労働分は追加で支給
※一律手当含む
※年齢や経験、能力を考慮の上で決定
飲食業の楽しさをダイレクトに感じられる仕事
――担当者様から見て、会社の魅力・この会社の良いなと思うポイントはどこですか?
寿司を握ったことがない未経験の方でも入りやすいというのが一つあるかなと思います。花咲大学をはじめ独自の研修カリキュラムが豊富なので、未経験からでもチャレンジしやすいのは大きな魅力ですね。
また、寿司職人は手に職がつく仕事なので、給料をもらいながら手に職をつけられるのも良い点だと思います。
このほか、企業理念として「人が作ること」を重要視して商品の質・スタッフの質に注力していますので、飲食業で働く楽しさをダイレクトに感じられる会社だと思います。一般的なチェーン店の場合、規模が大きくなればなるほどガチガチのマニュアルになってきて、ある意味自分じゃなくても成立するような状態になってしまいがちですが、「人」が重要な分、弊社ではそういったことを感じにくいのではないでしょうか。
安定した仕事を求めている方にも安心して働いていただけるのではないかと思います。回転寿司という業態自体がどんな時代にもマッチするものです。実際、弊社はコロナ禍でも経営は落ちず、むしろコロナ前の売り上げを越しています。安定してずっと黒字経営ですので、給与カットもなく賞与も2回とも支払われています。皆さんが想像する以上に安定した会社だと思います。
――では担当者様から見て、この仕事の面白みはどこだと思いますか?
飲食業で括った場合、こんなにダイレクトな反応が返ってくる仕事は少ないと思います。突き詰めれば突き詰めるほどおもしろさがある仕事なのではないでしょうか。
洗い場以外全てオープンキッチンで目の前にお客様がいらっしゃるので、直接喜びの声をかけていただく機会は圧倒的に多いです。
その分の大変さももちろんあります。やらなかった分だけ何も返ってこないということですね。やはりそう簡単にはお客様は喜びませんので、質を求めていくためのエネルギーが必要です。
スタッフで意見を出し合う・話し合うことを大事にする社風
――働いている方々はどんなタイプ・キャラクターの方が多く集まっていますか?
そうですね、不器用なタイプが多いように感じます(笑)これは弊社の採用の方針でもあるのですが、要領がよく器用そうな人を採用するよりも、チームワークや目の前で立ち振る舞う仕事に対して真面目さ・誠実さを持って取り組めるかどうかを大事にしています。
――社風をイメージできる御社独自のルールやイベント、風習などあれば教えてください。
スタッフでミーティングをするのを大事にしています。それがないと日々の業務がルーティンで流れていってしまいますので、意見を出し合う・話し合うのは、弊社の社風だと思います。
また、夏と秋に「元気大会」というイベントや、日帰りのサマーフェスタ、秋には1泊の慰安旅行・懇親会やボーリング大会など、店を休みにしてイベントを開催しています。
まとめ
今回は、回転寿司や立ち食い寿司チェーンを展開する株式会社はなまるの正社員職について取材しました。
一般的にチェーンの寿司屋さんの仕事というと、機械化された店舗でマニュアルにそって働くことをイメージするかもしれませんが、株式会社はなまるでは「人が作る」を重要視し、その中での質向上に対してしっかりとした研修環境が整っています。未経験者でも1から知識とスキルを身につけられる環境が整っているので、新しい業界に飛び込んでみたいという方も安心して働けるのではないでしょうか。また、現場の最前線で飲食業に取り組みたいという方にとっても、やりがいと向上心を持って働ける職場だと感じました。
最後に、担当者さんから応募を考えている方に向けてメッセージをいただきました。
「弊社は、飲食業界の中でも、戦略面・商品の品質面ともに独自路線を走り、積極的に攻めている会社だと思います。機械化をせず人の手で作る飲食店らしさを大切にしている会社なので、そこも仕事のやりがいにつながり、楽しさを持って働いていただけると思います。今後もまだまだ大きくなりたいと思っていますので、ともに走ってくれる方のご応募をお待ちしております。」