京都・スター食堂の店舗スタッフ求人について採用担当に聞いた!口コミ評判や正社員の年収など
今回の徹底調査は、スター食堂株式会社の正社員求人です。気になる仕事内容、未経験でも応募できるかなどについて営業統括部長兼人事部長の瀧上さんにお話を聞きました。
この記事の目次
スター食堂株式会社について
スター食堂は大正十四年創業、まもなく100周年を迎える京都の飲食企業です。錦天神で3人だけの小さな食堂としてスタート以来、京都に洋食文化を発信し続けてきました。地域に根ざし、現在も京都市内に様々なジャンルのレストランや小売店を15店舗営業しています。
今でもご年配のお客様から「スター食堂で初めてナイフとフォークを使ったんやで」「いいことがあった時のご褒美によくスター食堂に連れてきてもらった」などの温かいお声かけを頂戴します。このように京都で長年愛されてきたからこそ、現在も営業出来ています。これからも京都の文化や歴史を大切にしつつ、変化を恐れない。そんなしなやかであたたかい会社です。
京都に根ざし、食文化の発展に貢献したい
――会社の理念や目指すものを教えてください。
『食を通じて、共感、共創の精神で、社会に幸せを提供し、食文化に貢献する。』これが当社の経営理念です。これからもお客様に「スター食堂があって良かったね」と言っていただけるような飲食店を経営していけば、京都にいい店を増やすことにもつながります。それを地道に続けていけば、京都の、ひいては日本の食文化に少なからずとも貢献できると思っています。おかげさまで大阪や東京、海外からも出店のお話をいただくことがあるのですが、これからも地元・京都に根差した展開を続けてまいります。
創業100周年に向けて一緒に挑戦してくれる仲間を求めている
――今回、正社員を募集される理由を教えてください。
最近はあちこちの現場で経験を積んで自らのキャリアを重ねたいと、1つの会社で長期間働くというスタイルが減ってきているように感じます。それはとても素晴らしいことなのですが、今回私たちが正社員を募集するのは、自らの仕事としてスター食堂で頑張り続けたい!という方を求めているからです。
来る100周年に向けて、当社では様々なことに挑戦する新企画が進行中です。大きな催事イベント、新規出店のお声がけをいただくことも少なくありません。そのためにはやはり、私たちと同じ価値観を持つ「仲間」が不可欠なのです。
また当社は基本的に終身雇用型の会社です。せっかく入社していただいたからには、その方が輝ける場所を提供し続けます。店長、エリアマネージャーとしてキャリアアップしたい、生涯をかけて料理の腕を磨きたい、新店プロデュースに関わりたいなど、希望するキャリアプランを実現してほしいですし、キャリアに見合ったお給料も支給したい。2025年には年商20億円達成を目指していますので、全員で上に上がっていきたいと思っています。
――今回、募集する職種について教えてください。
スター食堂は洋食、居酒屋、カフェなど様々な業種を展開しています。そしてホールスタッフ、キッチンスタッフ、店長、料理長候補を中心に、ウェディングプランナー、セントラルキッチンなどいろいろな特技をもつ人材が幅広く活躍できる環境を用意しています。
飲食業界でのキャリアがある方は即戦力として活躍していただけますし、未経験の方には最大限成長できる環境を用意します。
――入社後、配属はどのように決まるのでしょうか。
ご本人の希望、会社から見た適性、そして会社の都合(欠員が出たなど)の3つを考慮して配属を決定します。配属権は会社にありますが、例えばホールスタッフ希望で入社いただいた方をキッチンに配属することはほぼありません。また一緒に働く先輩や上司との相性なども考慮して、その方が最大限のポテンシャルを発揮できるような場所へ配属します。
笑顔で元気に挨拶でき、「人」と「食べること」が好きな人を歓迎!
――どのような方を正社員として迎えたいと考えていますか?
当社の採用基準は非常にシンプルです。笑顔で元気に挨拶と返事ができること、「人」と「食べること」が好きなこと。これが絶対条件です。人は笑顔と元気のあるところに集まりますし、素直に一生懸命取り組んでいただければ、入社当初は特別な技術・知識は必要ありません。
――求める人について、なぜ、その部分を求めるのでしょうか?
挨拶は仲間やお客様への「存在の歓迎」、返事は「相手への敬意」だと考えるからです。飲食業は「人」と「食」の仕事です。この2つに興味が持てなければ仕事が辛くなってしまいます。そして素直さがあれば、新しい学びをどんどん吸収できるし、一生懸命であれば、それを実践できるからです。
スタッフには、「プロ野球じゃなくて、高校野球の精神でいこう」と話しています。洗練された完璧な角度でお辞儀をするのがプロ野球だとしたら、元気に挨拶し仮に何かミスをしたら「申し訳ありません!」と謝ってリセットするのが高校野球。お客様から料理について質問をされて、分からなければ素直に「今すぐ料理長に確認します!」と言ってくれたらいいんです。そんなマインドを持って、泥臭くも失敗を恐れずに目の前のことに一生懸命取り組んでほしいと思っています。
――面接ではどのようなことを質問されますか?
面接は、人事面接と役員面接の2回です。最初の人事面接で必ずお聞きするのは①なぜ土日の休みが取り辛いサービス業(飲食業)を、そのなかでもスター食堂を選んだのか?②笑顔で元気に挨拶と返事ができるか?③スター食堂で働く中で求めるものを3つ教えてくださいという質問です。
面接は求職者の方にスター食堂を見極めてもらう場だとも考えているため、人事面接では私(瀧上さん)が同行して店舗見学に行きます。百聞は一見に如かずで、お店の雰囲気やスタッフの様子は実際に見てもらうのが一番だからです。最初に会社のことや条件面の話をしてから店舗見学に行くのですが、求職者の方からは「面接で店舗を見に行けたのが一番楽しかった」という声をよくいただきます。
6店舗の見学を終えるにはトータルで2時間ほどかかりますが、これはお互いのミスマッチをなくすためにも必要なことだと考えています。見学を経て「一緒に働きたい!」と思ってくれた方にはぜひ入社してほしいと思っていますので、その後に行う最終の役員面接はほぼ顔通しだと考えてください。
安定した経営基盤のもと、思いきりチャレンジできる
――これから入社される方には、どのような働きぶりが求められますか?
スター食堂は、企業の安定性と個人店の裁量が両立している面白い会社だと自負しています。私自身、ありがたいことに入社以来ずっと様々なチャンスをいただきました。例えば新店の立ち上げでは、客席のレイアウト、サービスの形式、想定売り上げ、雇用人数、制服、オペレーションまで全部を任せてもらえたんです。
言い方は良くないかもしれませんが、会社のお金を投じて経営者のような感覚で自分がやりたいことをチャレンジできるという環境はなかなかありません。それこそ寝る間も惜しんで没頭するほど忙しい時期もありましたが、私にはそれが最高に面白かったんです。お客様のために、もっと良いお店にするために、これをやってみたい!あれもやってみたい!そんな「自分で仕事を創ることができる人」が来てくれたら最高ですね。
――会社ではどんなことで評価されますか?
上司や会社の方向性を理解することはもちろん大切ですが、組織ばかりを見る方よりも、同僚や部下、お客様を大切にしてくれるスタッフを、スター食堂としては大切にしたいと考えています。
――なぜ、その部分が評価されるのでしょうか?
本来自分から一番遠い立場にいるお客様のことを大切にでき、一番身近な自分自身に厳しくできる人が信頼できるからです。
――どういう働きぶりを評価して給料があがりますか?
正社員になると、年に3回(人事面談1回、直属の上司2回)ヒアリングの機会を設けています。これは、社員一人ひとりが考えていることをできるだけ多く聞かせてほしいという想いからです。キャリアが浅い方は、素直、一生懸命、元気、笑顔などの定性的なことが重要視され、役職が上がるにつれて、売上、利益、人財育成力などの定量的なことが評価対象になります。
給与査定は毎月10月です。そして、年齢や社歴に関係なく、頑張り次第で昇格が可能です。ちなみに、最年少の店長は23歳です!
――今回募集する正社員職の給料や待遇などを教えてください。
当社の正社員職には中途向けのキャリアアップ社員、新卒向けのスキルアップ社員、そしてプライベート重視型のスタンダード社員、さらには週休3日制の社員があります。年2回の賞与、家族手当(配偶者1万円、子供5000円※3人目以降8000円)や残業手当などしっかり支給します。
・月休8日
・年間休日100日超え
・固定残業60時間含む(超過分は支給)
・有給連続取得制度有り
<モデル年収>
Eさん:500万(12年目)
・月休8日
・年間休日100日超え
・固定残業45時間含む(超過分は支給)
・有給連続取得制度有り
<モデル年収>
Kさん:350万(5年目)
・月9日休み(3月、6月、7月のみ月8日休み)
・年間休日110日(完全週休2日制)
・固定残業30時間含む(超過分は支給)
・有給連続取得制度有り
・月12日休み
・年間休日149日
・固定残業30時間含む(超過分は支給)
・有給連続取得制度有り
風通しの良い環境で自分らしく自由に働ける
――担当者様から見て、会社の魅力についてご紹介ください。
ひとつは働き方が豊富なことでしょうか。ホール、キッチン、事務、セントラルキッチンと主な職種だけでも4つあり、それが15店舗分、かつフルタイムの他にも週休3日制の働き方もあり、それらを掛け合わせると200種類以上の働き方を実現できます。また当社は業務体系が幅広く、ソムリエからふぐ調理師まで多彩なプロが集まっており、安定した基盤で様々な職種に挑戦できる環境があります。
風通しの良さも魅力と言えるでしょう。社長や私は人が大好きなので、正社員はもとよりアルバイトさんと喋る機会も日常的にあります。
――会社の魅力・この会社の良いなと思うポイントついて、なぜ、その部分が良いと思ったのでしょうか?
これからの時代は、物質的な豊かさだけでなく選択肢の多さが大切になってくると考えているからです。おかげさまで当社は定着率が安定しているのですが、一番の理由は人間関係の良さにあると思っています。例えば今年入社した7名は、月に一度集まって同期ミーティングを実施しています。頑張っていること、辛いこと、お互いに共有できる仲間の存在が、仕事へのモチベーションにつながっていたら嬉しいですね。
また働き方が選べるように正社員職の種類を増やしたことも、働きやすさの実現につながりました。一般的に飲食業は土日祝に休めない、残業が多いというイメージがあるかもしれませんが、当社なら週休3日や残業が少ない働き方も選べます。バリバリ働いて上を目指したい方も、プライベートを大切にしたい方も、自分らしい働き方を実現できるのがスター食堂なのです。
他にも幅広いジャンルの専門知識・技術が努力次第で手に入れられる点、会社のお金で自分が成長できる点など、たくさんの魅力があります。
未経験スタートから50年のベテランまで様々なキャリアの社員が在籍
――会社で働いている方々はどんなタイプ・キャラクターの方が多く集まっていますか?
面接時の見学に来てもらえばすぐに分かりますが、いつも元気で笑顔を絶やさない方が集まっています。社長や私を含めて人と積極的に関わりを持ちたい人が多いので、新人さんの面倒もよく見てくれるでしょう。これまでのキャリアも様々で、飲食業未経験で入社した方も多いですし、当社で50年以上働いてくれているベテランさんも在籍しています。
正社員に限定すると男女比は7:3で、平均年齢は37歳ぐらいです。アルバイトは高校生や大学生も多く、ホールスタッフは女性が多いので、どの店舗も非常に活気があります。
――社風をイメージできるようなイベントはありますか?
当社ではイベントにも真剣に向き合っています。そのため社員旅行だけでなくBBQ、新年会などのイベントも出勤扱いのためお給料が出ますし、基本的には全社員参加をお願いしています。学びにも真剣で、外部講師研修、社内研修、料理コンクールなどで日々切磋琢磨しています。またSDGs活動、業界団体活動など地域に根差した活動も積極的に行っています。
お客様からの「ありがとう」をこれほど多くもらえる仕事は他にない
――担当者様からみて、この仕事の魅力は何だとお考えですか?
エンドユーザー、つまりお客様が近くにいることです。自分の仕事の評価、対価を、目の前のお客様から即座にいただけ、日々が学びの連続です。もちろん叱られることもありますが、それ以上に褒められもします。またこの仕事をしていて何より嬉しい瞬間は、お客様が「ごちそうさま」「ありがとう」と言ってお金を渡してくださること。1日に何度も、人そして社会の役に立っていると実感できます。飲食業ほどお客様からの「ありがとう」という言葉をたくさんいただける職場はないのではないでしょうか。
――担当者様から見て、この仕事の大変なこと、難しさや厳しさ、辛かったことなどをお聞かせください。
飲食業はやりがいのある仕事ですが、同時にリスクと隣り合わせであることを忘れてはいけません。例えば食中毒やアナフィラキシーなど、人の口に入れるものを提供している怖さ。油や炎、刃物を扱うだけに一瞬の油断が火事やケガなど人命にかかわる危険。
また、人が休みの時に働く辛さもあるでしょう。仕事を始めた当初や独身時代は気にならなくても、家族を持つ働き盛りの年代になると直面しやすい課題です。子どもの行事はほとんどが週末ですし、自身はずっと長年同じ店舗で、同じ仕事をしている。このままで良いのだろうかと感じる人は少なくありません。
――その「大変なこと」についての対応策、サポート策があればお聞かせください。
全てに通じることですが、大切なのは「忘れない」こと。食物を扱う怖さを、調理に伴うリスクを、お客様が来店されるありがたさを、初めて感じた仕事のやりがいを忘れずにいてほしいです。
また子どもの行事に参加したい場合は、午前中は運動会に参加してランチから出勤するなど、周りがフォローしてくれます。これからどんどん新しい仲間が増えれば、休暇が取りやすい環境も整うでしょう。
加えて当社では、この仕事ならではの悩みや閉塞感への対策として社員旅行を企画しています。創業90周年の際には、飛行機で熊本と鹿児島の知覧へ行きました。というのもスター食堂の店舗はすべて京都市内ですから、新幹線や飛行機に乗るような出張はありません。社員旅行で遠方に行く機会があれば、家族旅行に出かける際、パパやママが子どもへ飛行機の乗り方をスマートに教えてあげられるでしょう。これは社長の発案ですが、楽しみやおもてなしを売る商売をしているからこそ、社員にもその想いを持って接しています。
まとめ
今回は、スター食堂株式会社の正社員のお仕事についてご紹介しました。インタビューを通じて、京都で幅広い業態を手掛けてきた実績を基盤に、お客様のための店づくりや社員の働きやすさを常にアップデートする柔軟さを持ち合わせた、とても魅力的な会社だと感じました。
また、様々な職種・業種にチャレンジできる点や、会社が人への投資を惜しまず、スタッフ一人ひとりを大切にする風土が根付いている点は、今後飲食業で活躍したい方にとって非常に安心できるでしょう。
最後に、スター食堂株式会社の正社員求人に応募しようか検討している方に向けて、採用担当の瀧上さんからメッセージをいただきました。
「飲食業は正直言ってしんどい仕事ですが、どの仕事もしんどいです。でも飲食業って原始的だからこそ決して無くなりはしない、人の欲求に直結した仕事です。すごく華やかで、すごく泥臭いんですよね。
今の時代、『人の役に立ちたい』と強く思っている方が多い印象を持っています。そこで、飲食業ほど人の社会の役に立っている仕事ってあまりないと思います。だって、この世から飲食店が消えたら、すごく色あせた社会に感じませんか?人はどこで愛する人に告白するのでしょう?人はどこで誕生日を祝うのでしょう?人はどこで仕事や家庭の話を気の置けない仲間とするのでしょう?
私たち飲食業は、人々の人生のかけがえのない時間を一緒に過ごしています。この社会に『おいしい』と『ありがとう』をもっともっと増やしましょう。わが社のブランドメッセージは『おいしい笑顔は、スターのかがやき。』です。あなたが私たちに力を貸してくださる日を、心よりお待ちしています!」