モスバーガーの求人を徹底解剖!正社員の仕事って過酷?シフト、給料、口コミなど

こんにちは、マイベストジョブ事務局です。ミートソースたっぷりのハンバーガーで知られる「モスバーガー」の求人について、正社員の仕事やシフト、給料にまつわる話を運営会社「モスフードサービス」の人事開発部・松山さんに取材しました。

モスバーガー運営のモスフードサービスについて

モスバーガーやテリヤキバーガー、モスライスバーガーなど、多くの人気商品を打ち出す「モスバーガー」は、1972年に誕生したハンバーガー専門店です。

東京都板橋区に1号店となる「モスバーガー成増店」をオープンしたあとは、フランチャイズチェーンと直営店運営により店舗数を増やし、現在は加盟店(フランチャイズ)1262店、直営店35店と国内に1297店を出店しています。

1991年には台湾にモスバーガーをオープンさせ、シンガポール、香港、タイなど海外にも市場を広げ381店舗を展開しています。

また、ハンバーガー以外にもカレーやロコモコ、タコライスといったフードメニューが楽しめる「モスカフェ」や、ビールやワインといったアルコールを提供する「モスクラシック」といった飲食ブランドを立ち上げるほか、ミスタードーナツ(ダスキン)とのコラボ店舗「モスド」を実現するなど、グループ店も増えています。

「食を通じて人を幸せにすること」を経営ビジョンに、用いる素材や調理法にこだわり、良質な食文化の創造を目指すモスバーガーについて見ていきましょう。

※上記に記した店舗数は2019年10月末の数字です。

「モスバーガー」は、1972年に誕生したハンバーガー専門店です。国内で1300店舗、海外で378店舗を展開しています。

「モスバーガー」は、1972年に誕生したハンバーガー専門店です。国内で1297店舗、海外で381店舗を展開しています。

面接について

モスバーガーは深夜営業の店舗もあるため、正社員への応募は18歳以上45歳未満が対象です。

モスバーガーは深夜営業の店舗もあるため、正社員への応募は18歳以上45歳未満が対象です。

18歳以上45歳未満が募集対象

モスバーガーの正社員は、深夜営業の店舗もあるため18歳以上、長期勤続によるキャリア形成を図る観点から45歳未満が対象です。

応募から面接、採用までの流れ
求人サイトなどからエントリー。約1~2日で面接対象者に連絡。面接日設定。

履歴書・職務経歴書持参で1次面接(面接約45分と簡単なWeb適正診断約10分)。人材開発部など面接担当者2~3人と応募者1人の2~3対1で面接。

約1週間で1次面接通過者に連絡。2次面接日設定。

2次面接(面接時間は1時間強)。人材開発部など面接担当者複数人と応募者1人で面接。

約1週間で採否連絡。

志望動機、将来のビジョンのほかモスフードサービスの経営理念に基づいた質問あり

面接では、志望動機、将来のビジョンについて質問があるほか、運営会社「モスフードサービス」の経営理念の話を通じて、仕事に対する思いなどを聞かれます。

上の段落でも触れたように、同社では「食を通じて人を幸せにする」といったビジョンを掲げています。そして、「真心をこめたサービスにより、お客さまや地域に貢献する」「これらを実現するための努力を続ける」といった姿勢を創業当時から守っています。

そのため、飲食業に就いたことがある場合は自身の経験をもとに、具体的に食を提供することの責任ややりがい、仕事をする上で大切にしていることについて話をする。

飲食業が未経験であれば、おいしい食事をしたときの充足感や飲食店のサービスで心に残っていることなど身近な体験をまじえ、自分が同社で目指したいこと、同社で生かしたい自分の強みなどを伝える。

上記のようなことを念頭に、事前に同社のビジョンや行動指針などについて理解を深め、共感できる部分などを語れるように質疑応答の準備をしておくことが大切です。

なお、飲食業経験者の中には「以前にモスバーガーでバイトをしていた」という人も少なくありません。そういった応募者は「当時、楽しく仕事をしていたので、もう一度働きたいと思った」といった志望動機もあるようです。

多くの仕事では、バイトと正社員とでは業務の範囲、それに伴う責任の重さなどが異なります。またシフト通りに終わる日ばかりではなく、残業が発生する日もあります。

こういったことをふまえたうえで、同社で働く上で自分にできることは何か、どのように貢献していきたいのかを明確にしておきましょう。

研修と仕事について

モスバーガーに採用されると、まず本社で2週間の研修を受けます。 その後、配属先店舗で実務を通じたOJT研修が1週間あります。

モスバーガーに採用されると、まず本社で2週間の研修を受けます。 その後、配属先店舗で実務を通じたOJT研修が1週間あります。

研修は本社で2週間、店舗ではOJT研修を実施

モスバーガーに採用されると、まず本社(東京都品川区)で2週間、企業理念や事業内容、就業規則・業務内容の説明のほか、教育制度などについて2週間の研修を受けます。遠方の方は会社の用意するウィークリーマンションに滞在します。(無料)

その後、配属先店舗で実務を通じたOJT研修が1週間あります。

同社の正社員は接客・販売のほか調理業務も習得します。そのほか、アルバイト・パート(以下キャスト)といった人材の育成・管理、店舗のクレンリネス(衛生管理)、仕入れ発注業務、店舗目標の設定と実行、売上管理なども担うため、飲食業の経験が長い人でも約半年、それ以外であれば1年ほどかけて一連の業務を学びます。

入社後の研修は約3週間と設定されていますが、その後も店長やSV(スーパーバイザー)のサポートのもと、店舗運営の実務を身につけることができます。

仕事の指導係は店長などのほか既存のアルバイト・パートも

仕事を教えてくれるのは、店長や先輩社員、スーパーバイザーのほか、キャストも含まれます。

というのも、各店舗では店長と正社員1人、そのほかはキャストという人員配置がほとんどで、中には勤続年数が長く、接客や調理の熟練度が高い人もいるからです。

現場に即した実務をしっかりと習得し、既存のキャストの信頼を得ることが店舗運営には欠かせない要素なので、前向きに取り組むことが大切です。

仕事は接客と調理の基本業務のほか人材育成や売上管理など

仕事は、来店者を迎え入れ、同社のメニューを適切に提供するための基本業務である「オーダー受けと会計」「仕込みや調理」からスタートします。

接客マナーや商品知識を備えるほか、メニューのレシピを覚え、スピーディーかつ正確な調理スキルを磨きます。

また、食の安全を守る店舗の衛生管理も手順を覚え、実践します。食中毒や異物混入は、来店者の健康に影響を与えるほか、ブランドイメージを損ねることにもつながるので、徹底して行うことが求められます。

上記について一通りこなせるようになると、食材などの在庫管理やキャストのシフト管理、採用・育成も担当します。スタッフを採用し、自分が指導する立場になるためにも、接客、調理、衛生管理といった実地業務は迅速に習得しましょう。

また、正社員は人件費や材料費といった原価、日々の営業の売上管理も行います。上質なサービスを提供するためにキャストを育てたり、忙しい時間帯や繁忙期に適切に人材を配置したり、無駄なく食材を仕入れるなど、利益を上げていくための営業活動を行い、成果を出していくことが重要な任務となります。

給料・勤務時間について

モスバーガーの正社員の給与は21万円~28万円(店舗手当1万円含む)で、経験値により異なります。

モスバーガーの正社員の給与は21万円~28万円(店舗手当1万円含む)で、経験値により異なります。

月の給与は21万円~28万円、経験者で年収は約440万円

モスバーガーの正社員の給与は21万円~28万円(店舗手当1万円含む)で、経験値により異なります。

上記給与には、固定残業代などが含まれているわけではなく、残業については発生した時間に対して1分単位で支給されます。

賞与は年に2回(1回の賞与で給与1カ月分を支給)され、未経験者であれば入社時に年収330万円、飲食店の店長などの経験があれば440万円がモデル年収となっています(いずれも月20時間の残業時間を想定)。

厚生労働省が発表している、「平成30年賃金構造基本統計調査の概況」によると、飲食サービス業(統計では宿泊業も含む)の賃金は20歳~24歳の男性で約19万6000円、女性で18万7000円、25歳~29歳の男性・約22万8000円、女性は約20万4000円、30歳~34歳の男性で早く25万8000円、女性は約21万6000円となっています。

こういった数字と比べてみても、同社へ入社された際の給与は、比較的条件が良いと言えるでしょう。

昇給は、年に1度の春の人事考課によって給与アップが行われるかどうか、またその金額なども決まります。

実働8時間で原則週休2日制(月の休みは8日)

勤務時間は、各店舗により営業時間が異なり、朝の出勤や夜の退社時間はことなります。

早番6時~15時、中番12時~21時、遅番15時~24時(実働8時間)といったシフトになります。

キャストのシフト状況により店長と勤務日や時間を調整し、スケジュールを組んで店舗運営にあたります。休日は原則として週休2日制(月に8回)です。有給休暇は初年度に最大で10日、バースデー休暇も取得することができます。

店の立地にもよりますが、土日祝日、大型連休などは忙しくなるため、正社員の場合は出勤し、店舗運営にあたることが予想されます。週末ごとに休みが取れるわけではないことを、きちんと理解しておきましょう。

キャリアアップについて

モスバーガーでは、キャリアアップのための教育制度を用意しております。副店長、店長といった役職者の推薦のもと研修を受け、認定されると昇格することができます。

モスバーガーでは、キャリアアップのための教育制度を用意しております。副店長、店長といった役職者の推薦のもと研修を受け、認定されると昇格することができます。

副店長、店長研修と面接などを経て昇格

モスバーガーでは、キャリアアップのための教育制度を用意しており、店長やSVといった役職者の推薦のもと入社2年目に副店長、3~4年目には店長研修を受けるケースが多く、認定されると各ポストに昇格することができます。

副店長研修(2日間)
ホスピタリティ(接客・接遇)やクレンリネス(衛生管理)、リスク(店舗運営上で想定される危機・問題)、クレーム(苦情・改善要求)に対応する知識などを習得。スタッフの育成などについても学びます。
これらプログラムを修了し、面接などを経て副店長資格を取得することができます。
モデル年収
入社5年目・33歳・年収440万円(副店長手当2万円支給/月)
店長研修(2日間)
店長の使命・役割、店舗管理、リーダーシップ、リスクマネジメントのほか、店舗の目的達成のための行動計画を策定する方法などを学びます。
これらプログラムを修了し、実務能力チェックや筆記テスト、面接などを経ると店長認定資格を得ることができます。
モデル年収
入社8年目・35歳 年収456万円(店長代行手当2万5000円支給/月)

モスゼミでは同社で生かせる知識のほか自分が興味のある分野の学習もサポート

上記の研修のほかにも、「モスゼミ」と呼ばれる教育制度があり外部機関研修、通信教育、eーラーニング(インターネットによる学習)を通じて勉強することができます。

外部機関研修では講師の授業のもと、ビジネスマナーや顧客満足度向上のためのノウハウ、マネジメントなど店舗運営の実践力を高めることができます。

通信教育、eーラーニングでは、食品衛生管理責任者、防火管理責任者といった店舗の安全管理にまつわる資格や、ワードやエクセルなどのパソコンスキル、英検やTOEICといった英語力を養うもの、簿記、社会保険労務士など経理や人事に役立つ知識の習得や資格取得もサポートしてもらえます(条件により全額補助・半額補助があります)。

同社では海外からの訪問者が増えるのに応じて、語学支援にも力を入れています。接客英会話やモスバーガーでよく使うフレーズを中心にした英会話レッスンなども実施していて、eーラーニングにより自分のペースで学ぶことができます。

また自己成長支援制度があって、通信教育やeーラーニング、語学支援以外に、自分が学びたいことがあれば申請し、許可がおりると年度内で10万円を上限に補助してもらえます。

同社で生かせる知識や技術が学習できるだけでなく、自分自身の新たな能力を開拓する機会が用意され、成長が望めるのはキャリア形成において大きな魅力と言えるでしょう。

評判、雰囲気について

店舗正社員の約9割が飲食業経験者、平均年齢は28歳

モスバーガーで正社員として店舗に勤務しているのは飲食業の経験者が約9割で、この中で約5割が以前にモスバーガーでキャストをしていた人です。

年齢は20代後半から35歳ぐらいが多く、平均年齢は28歳です。キャストを含めると、18歳~60歳と年齢層はぐっと広がります。

同社にはリファモスというスタッフ紹介制度があって、運用して1年あまりでキャストの採用率は約7割で退職者はゼロです(2019年、直営店の場合)。こういった数字からも、キャストは定着率が高い様子がうかがえます。

明るく元気で素直がキーワード、人間関係では素直さが大切

同社のキャストには勤続20年といったベテランもいて、接客の流れや調理の手順、在庫管理や発注など、店舗運営にかかわる業務について熟知している人が数多くいます。研修のところでも伝えましたが、店舗配属後はこういったキャストから指導を受けることもあります。そして、キャストと正社員は立場が異なるため、摩擦が生じることもあるでしょう。

時に反発を感じることがあっても、職場でより良い人間関係を築くためには、お互いの立ち位置などにとらわれず、わからないことがあればその都度聞き、素直に教えを受け入れることが大切です。

同社では明るく元気で、素直な人を求めていますが、「明るく元気」は、最初は緊張などがあり誰もがすぐに快活に動けるわけではありません。同社の企業理念に共感し、仕事を覚えて自信をつけるとともに自然と表情や行動に出てくるので心配することはないでしょう。ただ素直さは、その人が仕事に臨む姿勢として意識しないところで表れるので注意しましょう。

企業の従業員が転職をする理由として、給与や福利厚生に対する不満が一番多く、その次にくるのが人間関係です。

転職理由の上位に来るように人間関係に対する不満は、少なからず誰もが抱えているものです。しかし、日々の小さなストレスに対しては少しずつ耐性と対応力が身についていきます。

例えば「あの時、相手が厳しい口調になったのは自分の言葉が足りなかったに違いない。今度は『何度もすみません。どうしてもわからないので、もう一度お願いします』と最初に言ってみよう」など、経験をすることで、自分なりのコミュニケーション力が備わってきます。

同社も、採用した正社員が一人前になれるように、「指導・サポートをあきらめない」といった気持ちをもっているので、悩みなどは現場経験の長い店長やSVなどに相談し、着実に仕事を覚えていきましょう。

まとめ

ファストフード店は来店者の滞在時間が短く回転率がよいうえ、昼や夜の食事タイム以外の時間も「ちょっとおなかがへった」といった人も利用するため、1日を通して忙しいのが通常です。

短時間に多くの人が出入りする中で、同社のおもてなしを感じてもらうためには、モスバーガーが理想とする「お客さまのことを最優先に考え、お客さま満足を実現していくための努力を続ける」という志が必要になります。こういった信念がなければ、目の前のことすべてが「ただこなすだけの作業」になり、顧客満足が得られないうえ、自分のモチベーションも維持できなくなります。

同社では「理念を共有し、一緒に働ける仲間」を求めていますが、そういった人材になるかどうかは本人の心構えが大きく影響するということです。

日々の業務の中で大きな課題に直面することもありますが、人は経験により学び、成長することができます。仕事を楽しむ気持ちを忘れず、何事もあきらめずに取り組みましょう。

株式会社モスフードサービス
本社:東京都品川区大崎2-1-1 ThinkParkTower4階
店舗数:35店舗(2019年9月末現在)

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