日本交通のハイヤー運転手の社員求人を採用担当者さんに徹底取材!口コミ評判は?
今回取材させていただいたのは、日本交通株式会社でのハイヤー運転手の正社員求人です。業界シェアNo.1の日本交通のハイヤー運転手として働くうえで気になる仕事内容や給与・評判について、人事担当の浜村さんにお聞きしました。
この記事の目次
日本交通株式会社について
日本交通株式会社は、東京都を中心にハイヤーサービスを展開する会社です。1928年の創業以来、業界シェアNo.1、日本最大手のハイヤーブランドとしての実績を持っています。
現在、中央営業所は554名、銀座営業所は297名、赤坂営業所は307名のドライバーが活躍しています。
日本交通のハイヤーサービスは、政治家、大手企業の経営者や役員、芸能人、文化人、有名スポーツ選手の方々にご利用いただいています。また日本交通では長い歴史の中で築き上げた信頼関係で、国家行事の車列を仕切って国賓の送迎を行った実績もあります。
日本交通のハイヤー運転手として働くうえで気になる事柄について紹介していきます。
9割がハイヤー運転手未経験で入社
日本交通で働いているハイヤー乗務員は、100%中途入社で、90%以上がハイヤー乗務員未経験での入社です。前職がサービス業・ホテルマン・営業職・運送関係など、業界未経験で入社される方がほとんどです。
日本交通では、入社後に数カ月の研修サポートがあります。未経験でも一流のハイヤー運転手になるために必要なスキルや知識、マナーをしっかり学ぶことができます。
未経験者の入社が多いため研修期間が終わった後のフォローも充実してます。また、教わったことを確認できるマニュアルも用意されています。
40代以降から働き始める方も多い
日本交通のハイヤー運転手として現在、働いている方の約50%が30~40代で、平均年齢は46歳です。
ハイヤー業務はお客様のご要望に沿ったサービスを提供するため、これまでの社会経験が活かせるお仕事です。
入社時の年齢は、20~29歳が12%、30~39歳が27.69%、40~49歳が43.69%、50~59歳が16.62%です。40代以降から働き始める方も多いことがわかります。
日本交通では、社員が長く活躍できる環境づくりに力を入れています。
そのため平均勤続年数は12~13年、40代で入社した社員の8割が定年まで勤めあげている実績があります。
業界でもトップシェアの誇っているため、仕事量も安定しています。定年まで安心して仕事に励むことができます。
応募条件は普通免許取得3年以上
日本交通のハイヤー運転手の応募条件は、普通自動車免許を取得して3年以上の方。AT限定の方でも大丈夫です。
実際にハイヤー業務を行うには二種免許が必要ですが、入社時に持っていなくても問題ありません。会社独自の研修制度があり、最短9日、平均すると13日間で二種免許取得ができます。また免許取得費用は会社が負担します。(条件あり)。
初乗務までの流れ
日本交通ハイヤーの入社から初乗務までの流れは以下となります。
二種免許未所持の方は、所得のために教習所へ通います。
会社独自の研修制度があり、最短9日間、平均すると13日間で二種免許取得が可能です。
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2.ハイヤー研修センター(HKC)で基礎研修
ハイヤー専門の教育機関で、運転技術・言葉づかい・接客接遇をしっかり学びます。
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3.営業所に配属
営業所に配属された後は、接客や都内の地理や建物などの研修を2~4週間実施します。
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4.同乗指導
さらに教官、所長が同乗し、接客態度や安全運転の最終チェックを行います。合格するとお客様を乗せし営業しても問題ないと判断され、正式に運転手としてデビューできます。
面接では志望理由を聞かれる
面接では、これまでの職務経験や希望収入など基本的な事柄のほか、「なぜ日本交通を選んだのか」「なぜハイヤードライバーになりたいのか」「なぜ今の会社を辞めたいと思っているのか」などを聞くそうです。
浜村さん:
ハイヤー乗務員は、仕事の性質上、自己主張の強くない人の方が向いているかと思います。でしゃばらない・しゃべりすぎない・寡黙で空気を読んだ対応ができる方が理想的ですね。とはいえ、接客業ではありますので、サービス精神が旺盛で挨拶がしっかりできることも大事です。
仕事内容は決まったお客様を送迎すること
日本交通のハイヤー運転手は、大手企業の経営者や役員、政治家などVIPの送迎を行うのがお仕事です。
仕事は完全予約制で1日3~4回ほど送迎を行います。
タクシーとは違い自分でお客様を探す必要はなく、決まったお客様をお乗せすることが特徴です。勤務は日本橋・銀座・赤坂にある営業所で、転勤はありません。
はじめは単発でご予約いただいたお客様の担当がメインですが、お客様にあわせた細やかなサービスや心配りで次回のご指名や長期的なご契約を頂けるように信頼関係を築いていくことが大切です。お客様の専属ドライバーになると、お客様のお宅と会社の行き来など固定ルートの仕事が増えていき、収入もスケジュールも安定していきます。
平均的な1日のお仕事の流れ
ハイヤー運転手の運転時間は、1日4~5時間ほどです。
・ハイヤーで出発し、お客様の自宅にお迎えに上がる
・会社にお送りして終了、10〜11時に営業所に戻る
・その後、昼の送迎や夜の送迎を行う
基本的には、決まったお客様を月曜〜金曜まで担当します。日によっては朝の送迎から夜の会食〜送迎まで担当することもあります。
入社1年目の年収は490万円、入社2年目は530万円
日本交通のハイヤー運転手の1年目の平均年収は490万円、2年目は530万円。75%以上の社員が年収500万円以上です。
ハイヤー運転手の給与は月給17万円+乗務手当(乗務時間に応じて支給)。乗務手当とは運転時間だけでなく、待機時間にも支払われる手当です。入社後1年間は月給28万円の保証制度もありますので、安定した収入を得ることができます。
■入社1年目
月収42万円(月給17.6万円+乗務手当24.4万円)
■入社3年目
月収45万円(月給17.96万円+乗務手当27.4万円)
490万円(1年目平均)
※月給+乗務手当年額232.96万円+賞与530万円(2年目平均)
※月給+乗務手当年額272.96万円+賞与
732万円(8年目)
※月給+乗務手当年額448.863万円+賞与
週の平均労働時間は40時間、月の休みは7~10日
日本交通では、安定した働き方を実現するために、変形労働時間制という勤務形態がとられています。これは、1年間で労働時間と労働日数が決まっています。
※週平均実働40時間(1ヶ月:21~23乗務/1乗務あたり:7時間45分)
月の休みは7〜10日、土日休みも可能です
月の休みは7~10日。勤務はシフト制で、土日休みが多いです。プライベートの用事がある場合は、休日の事前調整もできます。
有給もしっかり取れる
有給も取りやすい環境です。家族と過ごす時間が増えたり、子どもの学校行事に参加出来たり、家族旅行なども楽しむことができます。
専属ドライバーをしている場合も、変わりの人を入れて有給を取得することができます。
充実した福利厚生・各種制度
日本交通では、社員にとって働きやすい環境の整備に注力しており、福利厚生・各種制度も充実しています。
■賞与年2回(6・12月)
■交通費支給(月5万円まで)
■社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
■時間外手当
■2種免許取得費用会社負担(要2年以上勤務)
■健康診断(年2回)
■資格取得支援制度(秘書検定・TOEICなど)
■英会話手当
■自社運営健保
■財形貯蓄制度
■選択型確定拠出年金
■慶弔見舞金
■保養所
■制服貸与
■ゴルフ場食事補助
■サークル活動
■前泊手当
■永年勤続表彰(勤続10年毎に記念品を贈呈)
■無事故表彰(※1)
■諸施設完備(※2)
■定年選択制(※3)
■感染症対策(消毒液完備。マスクを支給するので乗務時は必ず着用してください)
※1…無事故で1000乗務以上の経験者を表彰。乗務数に応じ金一封・記念品贈呈(例:4000乗務/31万円分の旅行券+特別休暇1週間)
※2…24時間使用可能な仮眠室や浴室などを完備。
※3…定年退職年齢を60~65歳の間で選択可。ライフプランに合わせた働き方ができます
口コミ・評判をチェック!
日本交通のハイヤー運転手として実際にお仕事をしている方から口コミや評判について伺いました。
浜村さん:
ハイヤー業務では、一般的にはあまり接することのない客層の方々を担当します。国家行事に携わることもあり、こういったことは日本交通だからこその強みだと思います。一流のハイヤーマンとしてプライドを持って仕事をしていただくことができます。
また、50代以上の方でも、前向きにお仕事をしてくれる方であれば長期的に働いていただけます。第二のキャリア形成としても最適だと思います。
まとめ
ハイヤー運転手というと「熟練した運転技術や経験が必要なのでは?」というイメージがあるかと思いますが、日本交通では一流のハイヤーマンになるために必要なスキルや知識・マナーなどを入社後の研修でしっかり学ぶことができます。未経験者でも安心して応募できることがよくわかりました。
このほか、今回の取材を通して感じたのは、ハイヤー運転手のお仕事は年齢を問わず長期的に安定したお仕事を求める人にぴったりだということです。これは、日本交通株式会社という信頼できる老舗ハイヤーブランドだからこそ。若い世代の方だけでなく、第二のキャリア形成を検討している40代・50代の方にもおすすめです。