エニキャリの正社員求人を採用担当者に聞いた!配達管理の仕事で働く人からの評判は?
今回取材をしたのは、株式会社エニキャリのSV(スーパーバイザー)としての正社員求人です。働くうえで気になる仕事内容や、働く人からの評判などを業務推進本部の樋口さんにお話を聞きました。
この記事の目次
株式会社エニキャリについて
株式会社エニキャリは、フードや小売商品などのモノを届けたい「お店」と、受け取りたい「お客様」を繋ぎ、街中の商品が30分で手元に届く社会を実現するべく2019年8月に誕生した企業です。
今最も力を入れている事業は、デリバリーの配達代行事業です。
デリバリー市場は国内だけで2兆円規模とも言われており、キャッシュレス決済の浸透やコロナ禍での外出自粛を追い風として、さらなる急成長を遂げています。
一方で、肝心の商品を届けてくれる配達員の確保に苦戦している飲食店やデリバリー業者は少なくありません。そうした企業に向け、株式会社エニキャリは自社で配達員(アルバイト)を雇い、配達をサポートしています。
今回募集するのは、配達員の拠点で勤務していただくSV(スーパーバイザー)です。
――株式会社エニキャリが提供されているサービスについて、より詳しくお聞かせください。
当社が提供するのは、「地域に愛される、持続可能なラストワンマイルインフラ」です。
地域の皆様のお買い物がより便利になるサービスを、企業や店舗様の側がリスクなく、またコストをかけずに手軽にスタートできる仕組みです。
これまでの実績として最も多く扱っているのはお弁当などのフードで、他にもグロサリー系と呼ばれるドラッグストアの商品、書籍など幅広い品物をお届けしています。
他には美容室へカラー剤などをお届けするなど、企業・店舗向けのデリバリーも行っています。
――会社が将来的に目指しているもの・目的・ゴールを教えてください。またそれを叶えるために何を行っていますか?
株式会社エニキャリはクイックデリバリー業界において「BtoBシェアリングサービス」というポジションを取っています。
つまりは、多くの事業者様のデリバリーに関する困りごとを「IT×物流テック」で解決する、新たなインフラを担いたいと考えています。
現在メインとしているのは企業・店舗・個人宅向けのデリバリー代行事業ですが、今後は全国展開を視野に入れ、さらには小売業や商業施設との協業なども計画しています。
新たな拠点の運営を任せられるSVを積極的に採用中
――今回なぜアルバイトや派遣ではなく、正社員を募集されるのでしょうか?
おかげさまで当社は設立から3年連続売り上げを伸ばし、着実に取引社数も増やしてきました。
これまでの東京23区を中心とする都心部と横浜市街地、名古屋市街地における実績を基に、2022年9月28日より大阪市外でもサービス展開を開始しています。
現在(2022年10月)は12拠点を展開していますが、2023年4月には30拠点にまで増やしたいと考えています。そのため、新たな拠点を任せられる人材を募集しています。
――今回募集されるSVとは、具体的にどのようなお仕事をするのでしょうか?
SVの担当業務は、配達員のマネジメントや育成、採用、そして拠点の利益管理などです。
当社では配達員をアルバイトとして直接雇用し、各地に拠点を構えてデリバリーの配達代行サービスを提供しています。
いずれのエリアも1つの拠点には2名のSVが常駐し、数十名の配達員を束ねるリーダーとして活躍しています。
特に重要な業務が人材教育です。当社は「すべての商品を30分以内でお届けする」という目標を立てていますが、アルバイトの配達員は時給制ですので、1件のデリバリーに30分かかると会社としては赤字になってしまいます。
他のデリバリーサービスと異なり、当社は配達員を自社採用しているからこそ、しっかり教育して1件でも多く配達してもらうことが拠点の売り上げに直結し、安定した拠点運営の実現への近道なのです。
――続々と新拠点が増えていますが、転勤の可能性はあるのでしょうか?
こちらからお願いをして転勤をしていただいた社員の方もいるのですが、あくまで強制はしていません。
拠点をマネジメントする上では土地勘があることも強みになりますから、担当エリアを熟知する人にSVを任せたいという想いもあります。そのため、基本的には現地での採用を考えています。
主体性やコミュニケーション能力を発揮できる人材を求めている
――会社はどこまでの人を求めていますか?ビジョンや考え方の部分もあればお願いしたいです
エニキャリの企業理念に共感し、主体性を持ち新しいことに取り組める方、コミュニケーション能力が高い方を歓迎しています。
またエニキャリのSVの仕事を通じて成長できる方向性が、求職者の方の人生にとって価値があると思えるかどうか。そのあたりの価値観のすり合わせをとても大切にしています。
――求める人について、なぜ、その部分を求めるのでしょうか?
我々のサービスでは、拠点で配達を行うアルバイトとSVのチームワークが非常に重要です。
だからこそ、SVには配達員とのコミュニケーションを大切にしてほしいと常々伝えています。
例えば当日の配達リストをもとに、どう回れば効率よく配達できるかSVと配達員で「作戦会議」をしたり、配達員の発案による「配達点数バトル月間チャレンジ」を採用して、それを会社の制度にしたり…。
それもすべてSVが配達員のモチベーションを高めているからこそできること。メンバーとともに拠点を一緒に創り上げることができる人材を求めています。
――面接は何回行いますか?また面談ではどのような質問をされるのでしょうか?
一次面接をリーダークラスの社員が担当し、最終となる二次面接は経営層が担当します。
面接では志望動機や前職での経験、今後のキャリアについてどのように考えているかなどを質問します。
必ず確認するのは、エニキャリのSVの仕事を通じて成長できる方向性が、応募者される方の人生にとって価値があると思えるかどうか。
入社後のギャップを減らすためにも、当社ではキャリアに関する価値観のすり合わせをとても重要視しています。
目標達成に向け、周りを巻き込みながら自分も配達員も一緒に成長していく
――これから入社される方には、どのような働きぶりが求められますか?
配達員の育成やマネジメントを通じて、拠点の利益拡大を図る「巻き込み力」を持った働き方を期待しています。
数十名の配達員を束ねるリーダーとして指揮を取りながら個々の成長をサポートするのは、そう簡単な仕事ではありません。
高校生を含む若い配達員たちのモチベーションを管理し、仕事の目標を立て、周りと協力しながら高い成果を目指す。
こういった地道な努力ができる人はエニキャリのSVに向いていますし、当社の業務が遂行できれば、どの業界でもマネジメントの仕事ができるでしょう。
――どのようなことで評価され、昇格や昇給に繋がりますか?
拠点ごとの売上目標を達成すれば、早期に昇給可能です。配達員にも昇給制度があるので、配達員もSVも共に成長していけます。目標に向かって拠点一丸となって働き、結果を出せる方を評価したいと考えています。
――評価について、なぜ、その部分が評価されるのでしょうか?
当社では、拠点のルール作りもSVの方に任せています。働きやすい環境を自分達で整備することで働くモチベーションが向上し、売り上げも伸ばしていきやすいと考えるからです。
そして目の前の目標と同時に「世の中に画期的な物流インフラを生み出す」という大きな目標を掲げ、自ら率先して新しいことにチャレンジいただけることを期待しています。
――どういう働きぶりを評価して給料があがりますか?また評価基準で役職がつきますか?
売上目標を達成するために配達員を教育し、共に支え合いながら高い成果を目指すことで、自分や配達員の大幅な昇給につながります。
将来的には複数の拠点を統括する「エリアマネージャー」へステップアップすることも可能です。
――今回募集する正社員職は、給料・年収はおいくらでしょうか?月給、インセンティブ、各種手当、賞与、モデル年収などもお聞かせください。
月給は25万円以上、経験・スキルなどを考慮して決定します。固定残業代(月40時間分/5万7,339円~)を含みますが、月40時間を超える分は別途全額支給します。
試用期間(3か月)中の待遇変更はありません。昇給は年1回(10月)、交通費は規定額(月2万5,000円まで)を支給します。
経営陣にも意見が言える風通しの良さがあり、新たなチャレンジを歓迎してくれる
――担当者様から見て、会社の魅力・この会社の良いなと思うポイントはどこですか?
社員の誰もが未経験スタートで、経歴は一切不問というところです。
チャンスは平等にありますし、一人ひとりの裁量が大きく、経営層にも意見を言いやすい風通しの良さも魅力ではないでしょうか。
――会社の魅力・この会社の良いなと思うポイントついて、なぜ、その部分が良いと思ったのでしょうか?
当社には年功序列の考え方がなく、現在SVとして活躍しているのは、男女問わず20代が中心です。
統括ポジションに就くメンバーも26歳で、若い世代が力を発揮している組織です。
自分だけでなく配達員の成長も喜べる、明るく前向きなメンバーが集まっている
――エニキャリで働いている方々はどんなタイプ・キャラクターの方が多く集まっていますか?
何事にも明るく前向きに行動できる方、チームで共に働き、成果を出すことに喜びを見出せる方が多いです。
落ち着いたタイプが多く、言葉でのコミュニケーションを大切にしているのもエニキャリで働くメンバーの共通点です。
というのも、SVのメイン業務は配達員のモチベーションコントロールです。配達員に仕事をお願いしたり、仕事の評価をフィードバックしたりするには、相手に伝わるように順序立ててロジカルに説明をする必要があります。
エニキャリには自分自身のモチベーションを冷静にコントロールでき、同時に相手のモチベーションを高められる方が多いです。
――社風をイメージできる御社独自のルールやイベント、風習などあれば教えてください。
「エニキャリが好き」という多くの社員は、恐らく当社のカルチャーが好きなのだと思います。
例えば、エニキャリには「なぜなぜ思考」というカルチャーがあります。これは自分の頭でとことん考えて仕事をしようという意味です。
また、何かのせいにして問題解決をあきらめたり仕事を放り出したりしない「他責NG」、自分の能力が足りないからできませんと言わない「自責NG」というカルチャーもあります。
ただそうなってしまうと、ひとりで頑張りすぎて辛くなってしまいますので、「助けて」を積極的に発信しなさい、というカルチャーもあります。
無責任に仕事を放り出すのではなく、何らかの理由でできなくて困っているのであれば、積極的に周囲へ伝えてほしいですし、仲間の「助けて」が聞こえたら、社員みんなが対応できるよう「全員コーチ」という考え方もしっかり根付いています。
トライ&エラーを繰り返してチーム一丸で成長していく
――担当者様から見て、この仕事の面白みはどこだと思われますか?
個人の裁量権が大きいので、さまざまなチャレンジができる点ではないでしょうか。
SVは、いわば拠点を管理する経営者。全社・全拠点で掲げる共通目標はあるものの、地理的な違いやエリアの特性など、拠点ごとの攻略方法は若干変わってきます。
エリアによって異なる配達ニーズを掴んで拠点のマネジメントに活かし、売り上げを伸ばせることに面白みがあります。
――実際にこの仕事でお客様から受ける感謝や喜びの声は、どういった声があがっていますか?
企業や店舗様からは、デリバリーに関する課題についてコンサルティングしてもらえることや、解決法を提案してもらえることについて非常に喜ばれています。
そして各拠点が配達員を直接雇用しているからこそ、荷物にトラブルが発生したときのフォローができることも安心していただけています。
デリバリー業務に関しては、人手不足の飲食店様から「エニキャリのおかげでデリバリーの外注化が実現し、販売エリアが広がって売り上げが伸びた」と喜ばれたことがありました。商品をお届けしたお客様からも「届けてくれてありがとう」という言葉もたくさんいただきます。
いわゆる「買い物弱者」の存在が社会問題化し、お客様の生活スタイルが多様化しているなかで「今すぐ欲しい物をすぐに届けられる」という、従来の日本になかったサービスを提供することの意義を、日々実感しています。
――担当者様から見て、この仕事の大変なこと、難しさや厳しさ、辛かったことなどをお聞かせください。
新しい拠点を立ち上げて間もない頃は、特に運営が上手くいかず、売り上げが伸び悩むことも少なくありません。
エニキャリが提供しているサービスは社会的意義が大きいと自負していますが、その実現には難しい点がたくさんあります。
例えば雨の日や台風の中でも商品を届けなければいけないわけですが、当日出勤できる配達員が限られる中で、どうすればうまく現場を回せるだろうかなど、SVは大小さまざまな課題に日々直面します。
――その「大変なこと」についての対応策、サポート策があればお聞かせください。
さきほど「助けて」という声を積極的にあげるカルチャーの話をしましたが、困ったことがあればエリアマネージャーなど相談できる相手がいますし、解決に力を貸してくれる仲間がいます。
社内メンター制度もあり、SVとして入社された方のバックアップはしっかり行っています。
また当社は研修制度も充実しています。「クリティカルシンキング」「リーダーシップ」など、アルバイトのマネジメントに役立つ内容から、拠点管理業務に活かせる「財務管理」「経理関連(P/L、B/Sなど)」「ファイナンス研修」などを実施しています。他にも1ヶ月に1度、新プロジェクトや社内システムの説明会も行っています。
まとめ
取材を通して、株式会社エニキャリ様の社会的に意味のあるインフラサービスが全国に浸透していくことで、私たち生活者の暮らしはより便利なものになるとワクワクしました。
新拠点立ち上げのSVには苦労も多いでしょうが、それ以上にやりがいも大きいと感じました。
ひとりのプレーヤーとして成果を上げるのではなく、アルバイトを育て、周りのメンバーを巻き込み、皆で共に成長していく。
そこに自分自身の価値を見出せる方や、リーダーシップやマネジメントスキルを磨きたい方にとっては、魅力的なお仕事と言えるのではないでしょうか。
最後に、株式会社エニキャリに応募しようか検討されている方に向けて、樋口さんからメッセージをいただきました。
「現在事業として行っているのは配達やデリバリーシステムの提供ですが、エニキャリが最終的に目指す姿は“人の育成会社”です。
例えば高校1年生からエニキャリでアルバイトを始め、大学卒業まで働き続けたとします。そうすればデリバリー業務の熟練度は格段に上がりますし、SVをはじめとするエニキャリの仲間との関わりを通じて、チャレンジ精神や主体性も磨かれていくでしょう。それらは社会に出た時に真価を発揮する力となります。
その方が将来『学生時代のアルバイトにエニキャリを選んで良かったな』と思ってもらえるような存在になりたいですし、このような人材育成にやりがいや喜びを感じられる方からの応募をお待ちしています」。