バイト・パートがすぐに辞めない新人研修の方法!初日が重要
新人を歓迎する気持ちを伝えて不安を和らげる
バイト、パート自体が初めての新人スタッフも、バイト経験があるスタッフも「勤務初日」は不安で緊張するのが当然です。「歓迎・応援する気持ち」「一緒に頑張っていこうという気持ち」を持って迎え入れ、安心してもらうことが重要です。
朝礼時に入社の挨拶やメンバー紹介、簡単な職場のルール説明があり、後は研修で頑張ってください、というだけでは新人スタッフの不安な気持ちは解消されにくいものです。また、新人スタッフの教育には時間がかかり、今いるスタッフにも一時的に負担は増えます。
しかしそれ以上に新しいメンバーが加わることを歓迎する気持ちで迎えてあげることで新人スタッフが安心して頑張る気持ちで出社しやすくなり、パフォーマンスを発揮してもらいやすい状態にすることができるようになります。
例えば初日にできるだけ皆で一緒にお昼ご飯に行く、歓迎会のイベントを行う、現場のスタッフ全員で一言メッセージカードを作って渡す、といったことで不安に思っている気持ちを和らげ、出勤しやすい環境に近づけていくことができます。
仕事の手順より先に会社やお店の「考え方」を伝える
新人スタッフが入社の挨拶もそこそこに、いきなり現場に立たされても勝手がわからず困ってしまい、忙しい時間帯だと他のスタッフの足を引っ張ってしまうことになりかねません。それより先に、「会社・お店の理念や目標、考え方」「お客様に対して大切にしている想い」「従業員に求めること」など働くスタッフ共通のものとして知っておいて欲しいこと、意識して欲しいことを先にきちんと伝えることをおすすめします。
会社、お店の新人教育で多いのが「営業時間のなかで実際の現場で先輩や上司から直接指導する」という形ですが、まず上記のような「考え方」を伝えること、「新人教育のための時間」をきちんと設定してそのことに専念できる環境を確保することが重要です。
ベテランのバイト・パートを教育担当にして全体のレベルを上げる
新人の研修は直属の上司や先輩が行う場合が多いですが、すでに長い期間働いているベテランのバイトやパートスタッフに新人教育(トレーナー)を担当させることをおすすめします。選ばれた本人にとっても教育担当に選ばれることで「大事な役割を任されて嬉しい」「もっとしっかりしないといけない」「頑張って教えよう」という自信やモチベーションに繋がります。
新人に教える際にも、自分の行っている業務内容や手順を再度見直すチャンスにもなりますし、新人に対する伝え方、教え方も工夫が必要になりますから、任されたベテランスタッフが自分自身でレベルアップする良い機会となります。
「ベテランスタッフのレベルアップ」と「新人のレベルアップ」この2つが会社やお店全体のレベルを上げることに繋がります。
なお、ベテランスタッフに任せる際には「何を教えて欲しいか」「どのレベルまで教育することを求めているか」を伝えておくようにすることをおすすめします。新人スタッフが一人で担当業務を全てこなせるようになることが最低限のゴールですが、最終チェックは責任者が行うとするなど、何をどこまで担当して欲しいかを明確にすることで、より充実した教育ができるようになります。
教育内容は業務は手順を細分化して準備しておく
新人教育の主要な部分はベテランスタッフに任せた場合でも、全体の進捗状況や新人スタッフの習熟度合いについては採用担当者や上司・責任者がチェックする必要があります。教える項目と教育の進捗状況をわかりやすくするため、教える項目が全て記載された「研修項目チェックシート」を作成することをおすすめします。
大手のコンビニや居酒屋のチェーン店であれば業務ごとに本部の作成した手順書や研修マニュアルがあらかじめ用意されている場合もありますが、このチェックシートはできるだけ業務を一つ一つの手順に分解して記載することがポイントです。
例えばレジ清算の業務であれば「レジ清算」と一括りにするのではなく、細分化して具体的に以下のように記載します。
- 「商品の受け取り方」
- 「商品コードのスキャンの手順」
- 「硬貨・紙幣の受け取り方」
- 「1万円札を渡された場合の手順」
- 「お釣りの計算方法」
- 「お釣りの渡し方」
- 「レシートの渡し方」
- 「商品の袋詰め方法」
- 「商品の渡し方」
- 「返品対応の手順」
工程ごとに細分化したものにして、それぞれできるように教育していくということです。
このシートを教育担当者と新人スタッフが所持して、「教えたこと(教わったこと)」「チェックもクリアしたこと」を皆が確認できるようにしておきます。シートに記載されている項目が教える内容なので、「教える項目が全て書かれている」ことが必要です。
上司・責任者はこのシートを見ることによって研修内容の全体がどのくらいあって、今どこまで終わっているか、次に何を教えるのかが明確になりますし、手順を細分化することで「できるようになったこと」「まだ習っていないこと」がわかりやすくなります。
研修終了後も定期的な教育を行う
研修で一通りの業務をマスターすれば、その業務は行えることとなります。しかし、会社・お店の考え方や店長の考え方は短期間で全て完璧に理解できるというものではないので、繰り返し色々な機会で伝えることが大切です。
伝え方は様々ありますが、例えば毎月「社内報」を作って「1か月間のうちに取り組むテーマ・課題」「お客様から指摘があったこと」「改善していきたいこと」などスタッフが共有すべきことを書類で1枚にまとめて配布するという方法があります。朝礼や終礼のときに口頭で説明するという方法もありますが、書面で配布しておけば空いた時間に見ることができますし、何度も見直す機会を作りやすくなります。
研修期間は試用期間にもなっている場合が多いですが、より良い研修を行うためにも試用期間で見極めるポイントを押さえておくことをおすすめします。
»アルバイトを試用期間で見極める3つの視点
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