アルバイト・パートのやる気を出す育成マネジメント方法とテクニック

アルバイト・パートのやる気を出す育成マネジメント方法とテクニック

アルバイト、パートスタッフには業務の指示を出しているものの、やる気を出して取り組んでくれない、育成がうまくいかないという人もいるでしょう。今回は、アルバイト・パートスタッフのやる気を引き出してうまく育成するマネジメント方法、テクニックを解説します。

何をして欲しいかをきちんと伝える

上司、店長の立場からするとアルバイト、パートトスタッフに対して「なぜ自主的に動いてくれないのだろう」「言ったこと以外もやるようにするにはどうしたらいいのだろう」と思い悩む人がいます。大切なのはスタッフに「何をして欲しいのか」「どんな風に考え、意識して行動して欲しいのか」をきちんと伝えることです。

マニュアルがあったり、やることの指示をしていたとしても、「相手に伝わった」状態でなければ意味がありません。アルバイト・パートスタッフが理解しやすい言葉で伝えること、しっかり理解したかどうかを何らかの形で確認することが必要です。

また、単にやることを指示するだけでなく、アルバイト・パートスタッフの仕事が売上にどんな貢献をしているのか、事業の中でどういう位置づけ、役割を担っているのかを伝えたり、仕事の手順や内容の意図・目的を伝えることも大切です。

アルバイト・パートスタッフが単なる「作業」ではなく「仕事」として業務に取り組めるようにするにはそういった一つ一つの仕事の意味を理解してもらう何の目的でどういう意図があってその業務が発生しており、そのスタッフがやることでどうなるのか。そういったことを伝えることで、自主的な動きやマニュアルだけの作業からステップアップすることができやすくなります。

スタッフ一人ひとりを深く知る

履歴書や面接をして採用後、忙しいからといってスタッフとのコミュニケーションが取れていないと不満につながるばかりか業務が円滑に回らなくなってしまうおそれもあります。お店や会社の仕事を教えていくことと並行してスタッフのことにも興味を持ち、深く知っていく機会を増やすことが大切です。

スタッフの育成のためには、上司や会社の考え、理念、ミッションやお店の目的や進む方向を共有、共感してもらうことが必要ですが、まずスタッフ一人ひとりとコミュニケーションをとって深く理解していくことでそれが達成できるものであると言えます。考え方の共有についてはこちらの記事を参考にしてください。
»バイト・パートが動かない働いてくれないと悩む店長が知っておくべきこと

また、スタッフのことを詳しく知るためには、まず自分自身をスタッフに詳しく知ってもらうということから始めると良いでしょう。特に失敗談は共感を持たれやすく「店長も完璧じゃないんだ」と思われることで気持ちの距離が近づきます。

存在を認めて期待することでやる気を引き出す

やる気を引き出し自主的な成長も促せるのかという方法については「相手の存在を認めること」「仕事に期待すること」がおすすめの方法です。

まず相手の存在を認めるというのは、「おはようございます」「お疲れ様です」「また明日よろしくお願いします」など挨拶、声かけをするところからスタートし、「いてくれてすごく戦力になって助かる」という「存在していることに感謝する気持ち」を伝えましょう

「褒める」というのは「一定の条件を満たしたことに対する称賛」であるのに対し「相手の存在を認める」は存在そのものを肯定することで、声かけでもOKなのでいつでも何度でも気軽にできる、ハードルの低いことなのです。存在を認めてもらうことで不安もなくなり「ここで働いて大丈夫なんだ」と安心して仕事ができます。

安心して仕事に取り組んでもらって、やる気を引き出すためにはまずは相手の存在を認めることから始めましょう。

そしてやる気を引き出すもう一つは「期待すること」です。スタッフに対してどういうことを期待しているのか、どんなスタッフになってほしいかということを明確に伝えることがポイントです。

人は周りの期待に応えようとするなかで成長していきます。そのスタッフのキャラクター、経験、役割、業務内容に応じた

ただし、過度な期待や理不尽な期待を押し付けることはかえってプレッシャーになりえますし「期待に答えられなかったら叱責する」というのは逆効果になりますので、その点には注意しましょう。

存在を認めること、期待すること、共に難しいことではありませんが、意識して行ったことがない場合は慣れるまでに時間がかかる可能性はあります。

「褒めて伸ばす方法」も重要だが難しい

人材育成の本やホームページには「褒めてやる気を出す・能力を伸ばすことが大切」ということがよく書いてあります。もちろん褒めることも大切ですが、褒めるということは案外難しいものです。

その理由は2つあります。

まず1つ目は「褒めるチャンスは多くないから日常で行うのが難しい」ということです。赤ちゃんや小さい子供であればちょっとしたことで褒められることもたくさんありますが、大人になるにつれて赤ちゃんのしたことと同じようなことで褒めることはなくなりますし、無理やり褒めると褒めた方も褒められた方も違和感があります。

そして、褒めるような行動をしてくれることは実は少ないものです。褒めるという行動の背景には、何かやって欲しいことがあって、それを期待以上の成果でやってもらった場合に嬉しくて褒めるというものがあります。

自分の思った期待以上のことをスタッフがやってくれることが1日1回なのか、1週間に1回なのか、1、2か月1回なのかで褒める頻度は全く変わります。期待が大きい上司ほど、スタッフを褒める機会は少ないでしょう。

2つ目の理由は「褒められたいツボは人によって違う」ということです。褒められたらなんでも嬉しい人、業績・成果に対して褒められたい人、取り組みの過程を見て褒められたい人など様々です。自分が褒められたら嬉しいことが相手にとっても同じとは限りませんので、褒め方、褒めるポイントがたくさん必要になります。

こういった理由から「褒める」という手段をメインに使ってやる気を引き出すことは難しいのです。

今回はアルバイト、パートスタッフのやる気を引き出すためのマネジメント方法、お伝えしました。仕事で何をして欲しいかについて単に業務内容、作業内容以上のことを伝え、一人ひとりを深くしって相手の存在を認めること、期待を伝えることを心がけましょう。その上でスタッフが褒めて欲しいポイントでうまく褒めることができればより良いでしょう。

モチベーションの高い人材が集まるような会社、お店にするには成長できる環境を会社しっかり整備する必要があります。こちらの記事も参考にしてください。
»モチベーションの高い人材が集まる会社・お店の法則

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