バイト・パートの時給の相場は?いくら位ではじめればいい?
バイト、パートスタッフの時給、なんとなくで決めていませんか?求人倍率がどんどんアップしている昨今、これまで通りの時給ではそもそも応募も集まらないかもしれません。ここでは、時給の相場を考えるためのポイントをお伝えします。
勤務先エリアでの平均時給を把握する
賃金相場は、都道府県(最低賃金の改訂状況)や、業種、職種によって様々で、全ての求人に通じる時給額というものは一概に言えませんが、一般的には専門的な仕事か否か、単純作業か否か、立ち仕事など身体の負担が大きい仕事か否かなどが時給が上下する要素となります。
情報収集の手段としては、求人情報誌や求人サイトなどで、自分が求人募集するところと同じエリア、業種、職種でどのくらいの賃金が設定されているかを調べると良いでしょう。
求人サイトの運営会社によっては、地域や業種別の平均賃金をデータで集計して公開しているところもあります。ただし、あくまで平均。「その賃金で求める人材を採用できているかどうか」まではわかりません。
応募を集めるためには、例えば、なかなか応募が集まらない業種、職種であれば時給を高めに設定する必要がありますし、同業種、動職種で駅から遠いところと近いところがある場合、駅から遠い勤務地は不利になるので、時給アップの調整が必要になる可能性があります。
そういった色々な要素の中で、自分の会社の求人はどのくらいが妥当なのかをあらためて考えてみることをおすすめします。
さらに、同じ応募者を取り合う可能性があるのは、同業他社ではない可能性もあります。例えば、特に専門的なスキルが必要のない仕事であれば、実は近隣の異業種のお店も採用活動のライバルになる可能性があるということです。
最低賃金+100円を相場として考える
大まかな職種分類の相場金額でいうと、事務職系は「最低賃金+100円」くらいに設定しておくのが妥当なラインと言えるでしょう。
最低賃金での求人募集だと事務職はなかなか応募が集まりにくく、もう少し高めのラインが望まれます。
さらに、専門的な仕事や応募が集まりにくい仕事などは、「最低賃金+200円」くらいの設定が必要になってきます。何らかの資格が必要な場合や、業務内容がハードワークな場合も同様です。
逆に、比較的応募が集まりやすく、単純作業で身体もあまり疲れない業種や職種では、最低賃金からのスタートも多くあります。
採用後に時給以上の仕事をしてくれる人は昇給させる
求人原稿への記載は、例えば時給900円など、固定の金額で良いでしょう。
そして、会社が求めているのはその時給相当の仕事、業務内容であることを記載することで、応募者層が自然と定まってきます。
「時給は900円だけど1,000円以上の活躍をしてくれる人が欲しい」という気持ちは当然あるかもしれませんが、欲張った考えは選考のブレや採用ハードルが上がってしまうことにつながります。
結果として時給相当の仕事ができる人を採用しそこねてしまい、人手不足の状況が継続してしまうことになりかねません。
まずは「時給相当の仕事を安定してシフトに入ってやってくれる人を採用する」ということを念頭に置いて採用活動を行いましょう。
そして採用後、時給以上の活躍をしてくれるスタッフには、昇給で対応することがより強固な信頼関係を結び、辞めにくくずっと働いてくれる人の安定雇用につながります。
もちろん昇給も社内のバランスがありますから、必要に応じて昇給条件、規定を作成することも必要になる場合があります。
まとめ
自社周辺の求人状況、時給を調べること(または求人媒体を活用する場合、担当者に聞いてみても良いでしょう)、職種に応じて最低賃金+αをベースとすること、そして時給以上の仕事をする人には昇給で報いることが、適切な時給設定のためのコツです。
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