テイエム技建の施工管理の求人評判は?仕事内容や給料など徹底調査!

こんにちは、マイベストジョブ事務局です。マンションや商業施設などの大規模改修工事を手がける「テイエム技建」の施工管理の正社員求人について、仕事内容や面接、給与など同社の人事開発部・山下さんに取材しました。

株式会社テイエム技建について

1997年に創業した「テイエム技建」は、同社の代表取締役を務める松茂良武さんが立ち上げた会社で、当初は建物のシーリング事業(防水工事業)を専門に行っていました。

大阪を中心に取引先を増やし、シーリング業だけでなくシート防水、アスファルト防水、塗膜防水など防水工事全般、さらには建物の補修工事などを手がけ自社で行う事業の幅を広げてきました。

現在は、分譲マンションを中心にオフィスビル、商業施設などの修繕工事を専門に行う会社として成長し、防水や漏水対策をはじめ、外壁塗装、建物の補修・メンテンナンスを行っています。また、マンションやビルの内装、外観のリノベーション事業も立ち上げ、築年数を経た建物の再生にも力を入れています

近年、頻発する地震に対する備えとして、構造建築士や工学博士など耐震補強の知識を備えたメンバーをそろえ「耐震スペシャルチーム」を結成し、建物と敷地の調査や改修工事のプランニング、現場での耐震補強工事までワンストップで対応しています。
今回は、同社の主事業である大規模修繕の現場で采配を振る「施工管理」について紹介します。

テイエム技建では分譲マンションを中心にオフィスビルなどの大規模修繕工事を行っています。

テイエム技建では分譲マンションを中心にオフィスビルなどの大規模修繕工事を行っています。

面接について

施工管理の求人は未経験者も応募可

テイエム技建の施工管理の求人は、施工管理の経験者で1級・2級建築施工管理技士、1級・2級建築士といった資格を持っている人、建築業の経験があってもこれら資格を取得していない人、まったくの未経験、つまり他業種からの転職希望者も対象です。

経験や知識がなくても、建築の仕事、施工管理の仕事に興味を持つ人に対して、広く採用の機会を設けているので、未経験でもあっても応募することができます

面接から採用までの流れ

求人サイト・同社の専用フォームなどから応募(メールと電話、どちらの連絡方法を希望するかチェックを入れる)。

同社・担当者からメールか電話で連絡。面接日を確定。

人事担当者と応募者1対1で面接(履歴書・職務経歴書持参)。

応募者のスキルなどにより、役職者・人事担当者と応募者と2対1で二次面接。

採否連絡。

入社。

面接は基本的に一次のみですが、主任、課長といったポジションに就くスキルや経験値を持っている場合は、二次面接が行われる場合があります

志望動機、過去の職歴の確認、今後の展望について質問

面接では「志望動機」「過去の経歴の確認」「今後の展望」などについて質問があります。

未経験者であれば「なぜ、この会社を選んだのか」と同社に転職する理由を話す上で、前職で自身がどういう仕事をして、どのような経験を積んだのか。前職から得たものについて説明し、その経験を同社でどのように生かしていきたいのか。そこから、自身はどういった職能を身に付けたいのか一貫性を持って話すことが大切です。

建築設計や施工管理の経験者であれば、志望動機の中で、同社に魅力を感じた点から同社に期待すること、そして自分がどういった貢献をしていけるのかを具体性をもって話すようにしましょう。また将来において、自分はどういったスキルアップ、あるいはポジションを目指すのか、キャリアプランについても伝えておきましょう。

未経験者は、自分が経験したことのない仕事に臨むため、一から勉強する意欲を見せることが大切で、積極性があるかどうかが見られます

また仕事を覚える過程では、時には注意されたり、指摘されたりする場面も出てきます。先輩などから指示、指導を受け、自分で内容を理解し、自分を省みることで成長します。

どのような仕事場でも、上司や先輩、同僚、取引先など、人の話をきちんと聞いて、そこから学んでいく姿勢が求められるので、素直さがあるかどうかも採否のポイントとなります。

経験者の場合は、これまでの経験や知識を生かし即戦力として働くことを求められます。また、前職ではどういった取り組みをして、どんな成果を出したのかなど、入社後の活躍やまわりに与える影響力などを期待されます。

そのため、コミュニケーション力が高く、仲間と力を合わせ、事業を遂行していける人間性や行動力が備わっているかどうかを判断されます。

施工管理の仕事内容について

施工管理の仕事は計画通り現場の作業が進んでいるか、安全に行われているかを管理することです。

施工管理の仕事は計画通り現場の作業が進んでいるか、安全に行われているかを管理することです。

主に分譲マンションの修繕工事の施工管理を担当

テイエム技建では、分譲マンションの大規模修繕工事が主軸になっています。

施工管理は、現場の作業が計画通りに、そして安全に行われているのかを管理し、無事に完了させることが仕事です。

修繕工事の流れ
マンションの管理組合・管理会社といったクライアントと、マンション修繕工事に関する打ち合わせ。

施工計画の作成(工事内容、納期、予算の策定。資材・職人・重機の手配。マンションの居住者、近隣住民などへの工事期間や内容の説明会を実施)。

改修工事開始
足場を組み、工程表に基づいて日々の修繕工事を進めます。マンションの躯体部分の補修や建物の塗装、防水加工などを行います。

工事終了

マンションの規模により期間はさまざまですが、4~5カ月で上記内容を完了させます。

品質・工程・安全・原価・環境の5大管理を実施

同社では、「品質・工程・安全・原価・環境」の5大管理を掲げ、現場管理を行っています。

品質管理
マンションの修繕に使う資材の品質を守るだけでなく、工事の質などについても管理します。職人や技術者が適切な仕事ができるように指導や指示を出すほか、現場の作業員の要望などを聞いて、業務をスムーズに進めていけるように、適切に対処するのも施工管理の仕事です。
工程管理
工事が予定通りに進行しているのかを確認します。当初のスケジュールで工事を完了できるように、工事に必要な人材をはじめ、資材、重機などの手配、調整なども工程管理に含まれます。
安全管理
工事を行う中で最優先事項となるのが安全管理です。工事現場で働く人たちがケガをすることなく、また大きな事故が起きないように監督し、注意喚起を行います。
作業員がヘルメットや安全靴といった保護具を正しく着用しているか、といった基本事項から、作業手順を守り、工具・機材などは正しく使用されているか、資格が求められる現場作業を有資格者がきちんと担当しているかなど、安全管理の内容は多岐にわたります。

また居住者や近隣住民の身を守ることも重要な使命です。立ち入り禁止エリアを柵で囲い看板を設置したり、安全通路を確保したり、住民や地域の人たちに危険が及ぶことがないよう対策を施します

原価管理
人件費や資材や重機の費用など工事に必要な経費を管理します。
環境管理
工事現場の騒音や振動、粉じんなどへの対策のほか、大型車両の出入り、荷下ろしなどにより生じる危険・災害への配慮、毎日の作業後の清掃などについて管理を行います。

施工管理の仕事は、クライアント以外にも、修繕工事に必要な作業員や資材などを提供してくれる会社などとの折衝、それらの管理と実に多くの業務があります。

そのため、責任者には1級建築施工管理技士・2級建築施工管理技士や、1級建築士・2級建築士といった専門資格を有する人が起用されます。

未経験者であっても、現場で経験を積み、資格を取得することで統括するポジションを目指すことができます。

研修・キャリアアップについて

未経験者、経験者それぞれに研修制度をご用意。月に1回は勉強会があり必要な技術を身につけることができます。

未経験者、経験者それぞれに研修制度をご用意。月に1回は勉強会があり必要な技術を身につけることができます。

未経験者は1週間程度、経験者は2~3日の研修を受講

テイエム技建の施工管理に採用された場合、未経験者は社内で1週間ほど研修を受けます。建築現場での安全保守について学ぶほか、仕事の流れや業務内容について説明を受けます。その後は、配属されたチームとともに現場などで実務を通じて、仕事を習得していきます。

経験者の場合、研修日は2~3日ほどで、携わる案件など具体的な仕事の割り振りが行われます。

月に1回は勉強会があり、仕事の習熟度、スキルなど、一人ひとりのレベルに合わせた内容を受講することができます。そのため、未経験者も経験者も自身の状況に応じて必要な知識や技術を身に付けることができます。

資格を取得することで、主任、課長、部長といったキャリアも

また同社では資格支援制度を設けていて、建築工事に関する高い能力を備えた証しとなる国家資格「1級建築施工管理技士」を目指す場合は、資格取得のために通学する専門学校の受講料全額を補助してもらえます(試験料は自費)。

キャリアステップについては本人の能力や適性に応じて、順次行われています。未経験者の場合は、現場で有資格者など先輩から施工管理に必要な技能を学び、現場代理人としての業務を覚えたり、資格を取得したりすることで工事部主任補佐、主任、課長補佐、課長、部長といったキャリアパスを目指すことができます。

経験者の場合は、経験値や取得している資格によりスタート時のポジションが異なり、採用時から主任、あるいは課長、部長候補として現場管理を行う人もいます。

キャリアアップ例

33歳で入社。施工管理経験あり・資格なし。
2年目で主任補佐。3年目に1級建築施工管理技士の資格を取得し主任に昇格。4年目には課長へ昇進。年収約870万円。
27歳で入社。施工管理経験なし。2級建築士の有資格者。
2年目に1級建築施工管理技士の資格を取得し主任に昇格。年収約730万円。

上記のように、採用時に資格がなくても、また経験がなくても、施行管理に必要な職能と資格を取得し、キャリアアップを果たしています。

同社には「情熱あるのみ」といった社訓があり、高みを目指し、果敢に挑戦していく従業員を応援しています。そのため、年齢や経験に関わらずきちんと職務を全うしていくことで昇給、昇格の機会は用意されています。

給与・福利厚生について

日曜・祝日休みの週休制は30万円~、土日・祝日休みの完休二日制は24万円~

テイエム技建の施工管理の給与については、週休制と完休二日制の2タイプが用意されています。

モデル 給与 休日 備考
週休制 月給30万円~60万円
(固定残業代45時間分・5万5000円込み)
日曜、祝日休み ※試用期間(3カ月)は27万円
完休二日制 月給24万円
(固定残業代45時間分・5万5000円込み)
土日、祝日休み ※試用期間(3カ月)は21万6000円

(1)と(2)は半年ごとに変更することが可能です。仕事を覚えるまでは週休制、資格取得のために勉強の時間を設けたい場合は完休二日制、あるいは結婚して子どもが生まれたので、週休制から完休二日制にするなど、仕事の状況、またプライベートに合わせて柔軟に選ぶことができます。

賞与は8月と1月の年に2回、昇給は年に1回、9月に人事考課に基づいて行われます。

なお、資格を有している人には資格手当を支給されます。

1級建築施工管理技士・1級建築士は15万円。
2級建築施工管理技士・2級建築士は3万円。

また、一般社員から主任補佐になった場合は3万円、主任は10万円が役職手当として支給されます。

給与モデル
入社2年目・24歳 年収460万円
入社1年目・30歳 年収550万円
入社4年目・41歳 年収1000万円

内訳はわかりませんが、ある大手求人マッチングサイトに登録し、正社員として就業している人たちの平均年収は、20代で約346万円、30代で約452万円、40代で約528万円といったデータがあります(2017年9月~2018年8月)。

建築業界に限らず、専門性の高い資格を取得している人は、それに見合った給与が設定されますが、上記のように、20代、30代において、平均値より約100万円も多く年収が見込めることが、応募者の動機のひとつとなっているようです。

福利厚生として、有資格者には入社時にお祝い金と休暇を支給

同社では、採用時にお祝い金を支給しています。

入社祝い金
1級建築施工管理技士・1級建築士を取得している場合
お祝い金・最大50万円+旅行券・最大30万円+1週間の有給休暇

2級建築施工管理技士・2級建築士を取得している場合
お祝い金20万円+旅行券10万円+3日間の有給休暇

入社して6カ月以降から有給休暇が支給されますが、入社時にまとまったお祝い金と旅行券、有休が支給されるのは大きな魅力で、会社に入って半年を待たずして休みを取り、旅行に行くことも可能です

ほかに本社(大阪府東大阪市)には社員専用ジムがあり、トレーニングジムとシャワールーム、サウナなどを無料で利用できます(保険加入など諸要件あり)。また、6月~9月は週末に本社屋上でバーベキュー大会が開催され、従業員は自由に参加することができます。

年内行事として、毎年7月に社員旅行を実施していて、本社と東京支店、神戸営業所と全社が数組のグループに分かれ、業務に支障が出ないように時期をずらして沖縄へ2泊3日で出かけています。

本社で開催されるバーベキューは隣接する神戸営業所から、東京支店から出張の際に立ち寄る人もいます。また社員旅行はグループごとではありますが、事業部や営業所、支店を超えて交流を図る目的で実施されています。

求人の評判や特徴について

応募者の未経験者と経験者の割合はほぼ同じ

テイエム技建の施工管理の中途採用においては、応募者は未経験が約5割、経験者は約5割とほぼ同じ割合です

未経験者の応募理由としては、接客業やサービス業で給料が思うように伸びなかったため、また安定性のある職種に就きたいから、専門的な技術や知識を習得したいからといった声で、国家資格取得を目指し応募してくる人も少なくありません。

建築の施工管理の経験者、有資格者であれば「以前の会社では休みが思うように取れなかった」「マンションを含め、住まいは既存住宅の再生に力を入れる傾向がある。同社の修繕工事に事業の将来性を感じたから」といった理由があるようです。

未経験・経験者問わず、以前より「今から、そして未来」に向けて前向きな気持ちで転職をしている人が大半です。

熱意を持ち、チームで物事を成し遂げる人を求める傾向に

同社の創業者であり、代表取締役の松茂良さんは「成功したい」という情熱を追い求め、たった3人で始めたシーリング工事請負業を始めました。その後、20年あまりでマンションなどの大規模修繕、リノベーション、耐震診断・コンサルティング事業と、建物の資産価値の向上・維持に貢献する会社へと成長させています。

人を動かすエネルギーを備えていることを理想としているため、「熱意を持ち、チームで物事を成し遂げていける人」の採用に力を入れていると考えてよいでしょう。

まとめ

今回、取材した山下さんによると、テイエム技建で施工管理の仕事に就いているのは、未経験者からの採用であれば20代~60代、経験者であれば40代~50代が多く、平均年齢は37歳ぐらいだそうです。

幅広い年齢層を採用していることから、同社が応募者の学歴、年齢、経験の有無に左右されることなく、本人の仕事への姿勢を採否の基準にしている様子がうかがえます

「未経験者であれば覚えることが多く、慣れるまでは大変だと思います。しかし入社から2年ほどで主任補佐や主任、3年目、4年目で課長職に就く人もいます。当社には、本人にやる気さえあれば、それが給料や職位にスムーズに反映される組織風土が培われている。人事に携わる者として、そう実感しています」と山下さんは話します。

多くの人は応募先企業の離職率などが気になるかと思います。どういった職種、会社であってもそういった人の流れはあり、同社も例外ではありません。

未経験者から1級建築施工管理技士などの資格を取り、職への探求心から別会社に移る人。経験者であれば、前社では新築物件、同社では既存建物の施工管理と自身の経験値を増やし、新天地を求める人。求人の世界は動きが活発で、売り手市場と言われる中、転職活動をしている人は少なくありません。

マンションの修繕工事などで業績を伸ばす同社では、事業拡大を視野に入れ人材確保に努めています。良い人材の採用から雇用の定着へとつなげるため、社員が目標に向かって努力を続け、自己実現できる組織づくりに力を入れています。同社で仕事を覚え、勉強して資格を取る、給与アップを狙う、役職に就くなど、自分のキャリアプランを描いてみるのはいかがでしょう。

株式会社テイエム技建
本社:大阪府東大阪市吉原2-9-17
営業所:3拠点(2019年1月)
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