ドン・キホーテはディスカウントストアだけじゃない!長崎屋、ドイト、クレープ…
こんにちは、マイベストジョブ事務局の三浦です。ディスカウントストアで有名な「ドン・キホーテ」ですが、実はこのドン・キホーテはディスカウントストアだけではなく他にも色々な業種のお店を展開しています。今回ドン・キホーテグループの求人担当者にお店の事業や仕事内容についてお伺いしましたので、詳しくご紹介します。
この記事の目次
長崎屋(MEGAドン・キホーテ)
「長崎屋」は「株式会社長崎屋」が運営する衣料品がメインのスーパーマーケットチェーン店です。2007年にドン・キホーテのグループ会社となり、従来の長崎屋を業態転換し「MEGAドン・キホーテ」として幅広いお客様が利用するお店になっています。「MEGAドン・キホーテ」は通称「メガドンキ」「メガドンキホーテ」という言い方で親しまれています。※2016年11月時点8店舗
なお、「MEGAドン・キホーテ」と「ドン・キホーテ」の違いは、「MEGAドン・キホーテ」は「ドン・キホーテ」より店舗が大きく、生鮮食品をはじめとする食品の取り扱いが豊富で、スーパーマーケットとデパートのような感覚でお客様から利用されています。また、お客様の年齢層も「MEGAドン・キホーテ」のほうが高い傾向にあり、普段の生活用品の買い物にもよく利用されています。
働いている従業員も「ドン・キホーテ」よりやや高く30代以降が割合として多くなっています。
まとめると長崎屋は生鮮食品を中心としたスーパーの業態とドン・キホーテが融合して「MEGAドン・キホーテ」として老若男女問わず、地域の多くのお客様が訪れているお店となっています。
ドイト(ホームセンター)
「ドイト」はドイト株式会社が運営している埼玉県を中心に展開しているホームセンターです。DIY用品の取り扱いが多いホームセンターで、こちらも「長崎屋」と同様にドン・キホーテのグループ会社です。郊外にある店舗が多く、自動車で訪れるお客様が多いところです。※2016年11月時点17店
建物のなかはホームセンターと他のテナントショップが入っている店舗もあります。アルバイトは10代、20代で50%以上を占めており、次いで多いのが60代で30%です。正社員は30代、40代で約80%を占めています。
まとめると、「ドイトはDIY用品の品ぞろえが充実した郊外にあるホームセンターで、ドン・キホーテの商品取り扱いもある」お店です。
パンパシフィックフーズ(飲食店)
「株式会社パンパシフィックフーズ」はドン・キホーテのグループ会社ですが、「ハッピークレープ」、「Pinky Tiara」といったクレープショップの運営、「ファミリーレストランおあしす」「フードパークOASIS」といったレストラン・フードコート運営、「コメダ珈琲」のフランチャイズ運営などを行っています。2016年11月時点で全国で合計29店舗が展開中です。
「ハッピークレープ」、「Pinky Tiara」については、「ドン・キホーテ」、「MEGAドン・キホーテ」の店内にお店があるところが多く、お店でクレープを買われた方もいるのではないでしょうか。買い物をしてからクレープを買って休憩する、という流れを意識した構造になっています。
なお、クレープ屋さんのアルバイトは、生地が薄く巻くのがうまくクレープを作るのは意外と大変で、慣れるまで1か月くらいかかることもあるようですが、研修もあるので色々アドバイスを受けながらやっていくことができます。
日本商業施設(テナント賃貸事業)
ドン・キホーテグループでは、運営施設のテナント、賃貸借に関する事業も本社ではなくグループ会社(「日本商業施設株式会社」)が行っています。
施設内の空区画へのテナントさんの誘致や区画管理、ドン・キホーテ店内のゲームコーナー、玩具自販機の管理なども行っています。例えば長崎屋では飲食店やアパレルショップなどたくさんのテナントさんが入っていますが、
そのテナントさんの管理全般を行っています。
なお、不動産の建物管理、修繕、保守やプロモーションについてはまた別のグループ会社が行っています。
電子マネー・クーポンなどの事業も行っている
ドン・キホーテグループは他にも様々な分野の事業を行っており、事業ごとに異なる会社が行っています。
店舗で使う電子マネー「majica」やクーポン、メルマガ配信の事業、や不動産開発、保険、レジ業務・店舗オペレーションのアウトソーシングなどの分野の事業も行っています。
まとめ
今回詳しく紹介したように、ドン・キホーテはグループとして様々な業種、店舗を展開しています。なぜこんなに広くたくさんの事業を展開しているのか。これは、グループ全体を通した「顧客最優先主義」という企業原理・考え方が背景にあります。
ドン・キホーテの「顧客最優先主義」というのは「すべてはお客様のために」という思いでサービスを提供していくということで、お客様の立場に立って、ドン・キホーテにこういうものがあったらいいな、こういうサービスがあったらいいなと思われるものをどんどん実現していくという考え方です。
そして、「すべての店舗はお客様に生かされており、支持があって成立していること。そして、その街の生活インフラとしての責任を負っている。」という思いで事業を展開しています。生活インフラとしての責任を負っているという思いから、多くの事業が複合的に成り立っているというわけです。
また、一つの会社のなかで様々な事業をするというよりも、専門性が高まったり規模が大きくなっていくタイミングでどんどん新しいグループ会社として独立させて事業を展開するというグループ全体の方針があります。例えば「ハッピークレープ」は元々、日本商業施設のなかの飲食事業部が運営していましたが、規模が大きくなったのでパンパシフィックフーズとして独立しています。
このような考え方のもとで、ドン・キホーテは多彩な事業を展開しています。
本社:東京都目黒区青葉台2-19-10
店舗数:349店舗(2016年11月時点)