辞めやすいパート・アルバイトさんの見分け方
「採用はしてみなければわからない」と思っていませんか?しかし「辞めやすい」人材は、実は選考段階で、ある程度見抜くことができます。仕事よりも優先すべき家庭や学業がある人、年齢が若くすぐに次が見つかる人、バイトを転々としている人など、すぐに辞めてしまう人には共通点が存在します。
また、職場のカラーに合わない人材を採用することで、馴染めず退職させてしまうリスクが高まります。人間性を見るのはもちろん大切ですが、「辞めやすい要素を持っていないのか」という観点も時として必要になります。
バイトをする必要性があまりない人
安定した企業に勤めている正社員や公務員であれば、勤続年数に比例をして賃金が増加し、退職金の額も跳ね上がります。もし今の仕事を辞めてしまうと、次に高条件の仕事が見つかる保証はありませんから、そういった組織の離職率は非常に低いです。
しかし、パートやアルバイトの場合、たとえ急に退職をしても正社員に比べ失うものが少なくなります。例えば扶養の範囲内でパートをしている方であれば、年収は130万円未満になるため、大きな我慢や不満を強いてまで、今の会社にしがみつく必要がありません。
お金に困ってない学生も同様で、いざとなったら親を頼ったり、ほかのバイトでいいかと思うと簡単に辞めてしまいます。
バイトを初めてはすぐに辞めるを繰り返している人
求職者の売り手市場とも呼ばれている現在、雇用形態を問わず多くの求人で溢れています。その中で、特に有利ともされるのが、20~30代前半の若手層です。
そのため、今の仕事を辞めたとしても、すぐに次が見つかるということを、本人たちも自覚しています。そういった状況の中で、人によっては「今のうちに少しでも条件の良いところに」などという意識が働き、バイトを転々としている傾向があります。
ある意味では、判断能力のある人材といえます。ですが、こういったタイプの場合、満足することがなかなかできないため、転々とと職場を変え、落ち着くことが少ないといえます。
家族や学校など仕事以外の要素に影響を受けやすい人
パートの場合、旦那さんの収入の足しに、アルバイトの場合、学生であれば仕送りの足しに、お小遣い稼ぎをしているケースが多くなります。そのため何かが起こった時、バイトの優先順位が、どうしても下位にきてしまいます。
「親の介護で…」「旦那の転勤で…」という家庭の都合から、「資格勉強をしたい…」「研修や合宿がある…」という学校の都合まで、内容はさまざま。
しかし、長期的かつ生活全体を見回した時、彼らにとって仕事を辞めるという決断は妥当といえます。
特に既婚女性の場合には、本人の事情に加えて、家族・家庭の事情が関わってくるため、影響は大きくなります。
今の職場から見て「うちにはいないタイプ」の人
最近では、職場における人間関係を理由として退職する方が増えています。企業にはカラーが存在しており、どうしても似通った人材を確保しがちです。そのため、これまで企業にいなかったタイプの人材を採用してしまえば、周囲から浮いてしまうことになります。
だからといって、新しい風を吹き込もうと、いわゆる「うちにはいないタイプ」を冒険採用してしまえば、周りから敬遠され、孤立してしまうリスクが出てきます。短時間勤務のパート・アルバイトの場合には特に、短い時間で馴染むことができるかが鍵になります。
まとめ
すぐに辞めてしまう人の特徴は「働くことの必要性・緊急性が低い」「バイトを転々としている若い人」「家庭や学業など優先すべきものがある」「うちにはいないタイプ」の4点 です。
該当したからと言って、必ずしも辞めてしまうわけではありませんが、1つの判断基準になります。
ある程度の人の移り変わりは覚悟しなければならないものの、働く側の目線に立ってみることで、採用段階における最低限のリスク軽減が可能になります。
実際に急に辞めてしまった、来なくなった場合の対処法や給料をどうするべきかについてはこちらで詳しく解説しています。
»突然アルバイト、パートが来なくなった場合の対処法と給与の支払い
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