失敗しない採用担当はココを見る!面接の合否判断のポイント
実際に面接で会って感じた雰囲気、自分の感触を軸にして合否の判断を決定します。
会社が忙しい状況で早く採用を決めたいという焦りや、この人を採用したら国から助成金がもらえるという誘惑などは気にせず、そういう外部要素を抜きにして合否の判断を行わなければなりません。
判断のポイントは以下の通りです。
1.職場に一緒にいて違和感がない人かどうか
生活の中で長い時間を共にするということをふまえると、会社の雰囲気、社風に合ってるかどうかがまず重要になります。
その人が職場で実際に働いている場面を想像してみてください。同僚や上司とどういう会話をしていそうか、仕事ぶりはどんな感じか。雰囲気にマッチして溶け込んでいそうであれば問題ないと言って良いでしょう。
相性の良さを基準にする
想像するときのポイントは、その人が仕事で関係する同僚や上司と相性が良さそうかどうかです。人間関係が良好であれば、多少ミスをしたり仕事で不得意なところがあっても、気持ち良くフォローしたり丁寧な教育・指導ができます。
相性が良くなければ、やることなすことが気に食わず、信頼関係が生まれません。教える側も教えられる側も「この職場はイヤだな」という気持ちを持つことになってしまいます。
同性の視点を参考にする
異性を採用する際は、同性のときよりも注意が必要です。
同じ面接をしたとしても、同性、異性では印象が異なります。同性の視点のほうが見た目や雰囲気に影響されにくく、冷静な判断がしやすいと言えるでしょう。
例えば男性が面接担当者で、女性を採用する場合には、受付や玄関で案内した女性スタッフなどにそれとなく印象や意見を聞いてみましょう。わずかな接点だけでも同性から見ると多くの情報を得て判断している場合も多いです。
2.最低限求める能力があるか
職務を遂行する能力はもちろん重要ですが、それ以前の要素として、最低限求めるべきものがあります。
「しっかり挨拶ができる」「時間が守れる」「最低限の学力がある」という3種類です。これらは人によっては当たり前に備わっているので、「能力」と言われることはないかもしれませんが、意外とこれが欠けている人がいるのも事実です。
面接時に挨拶ができるかを見極める
面接時だけでも挨拶をするシーンは多くあります。「はじめまして、よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」など、面接開始、終了時だけでも何かしら挨拶は発生します。この中できちんと挨拶ができるかどうかをチェックしてください。
履歴書の経歴が問題なくても、こういった挨拶ができなければ会社としてはお問合せの対応をさせることも怖くてできませんし、挨拶は社会生活を潤滑にするためのマナー、ルールですから、満足に挨拶ができない人は採用するべきではないと言えるでしょう。
時間を守れるかを見る
「時間を守る」ということも、当たり前のことですが意外とできていない人がいるものです。
面接のときに、遅刻してくる人は言うまでもありません。また、早く来すぎる人も問題があります。遅刻に関しては、よほどの事情があれば別ですが、最低限、遅刻しそうになった段階で事前に連絡をするのがマナーです。それすらもない人は採用すべきではありません。
また、遅刻=時間にルーズということをあらわしていますので、仕事においても、色々な場面で時間を守らない可能性があります。
基礎学力があるかを確認する
小学校、中学校という義務教育を卒業している平均的な学力があれば、アルバイト、パートとしての普通の仕事はできます。
確認できる場面としては、履歴書、面接での受け答え、応募者に書いてもらう作文などがあります。
面接では話していて言葉遣いが問題ないかどうか、知っておくべき知識があるか、履歴書や作文では読み書き、簡単な計算は問題ないかなどがわかるでしょう。
3.助成金を意識せず選考する
国が様々な政策の目標を達成するために、会社に対して特定の条件を満たした場合に助成金を支給する制度がある。
例えば、高齢者、母子家庭の母親、障碍者等を採用した場合に、金銭が支給されます。
»助成金制度について(厚生労働省ホームページ)
採用の候補が複数名いたときに、助成金をもらえる人がいた場合、優先するかどうか考える場合があるかもしれません。
しかし、助成金は多くの場合細かい支給要件があり、それに従う必要があります。条件を満たさない場合、支給された助成金を返却しなければならないケースもありえます。
助成金の支給は企業にとってはうれしいものですが、それを目当てに採用の条件を変えたりハードルを下げたりすることがあってはいけません。納得いく選考をした結果として助成金が支給された、ということであれば良いですが、助成金目的の採用にならないように注意してください。
合否判断するにあたって、より応募者の人柄を知るためのテクニックもおさえておくと、より精度の高い(早期退職リスクの少ない)面接ができるようになります。
»ワンランク上の採用面接!応募者の人柄を知る実践法則
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