気持ちよく面接が受けられる雰囲気づくりで良い人採用率UP!

気持ちよく面接が受けられる雰囲気づくりで良い人採用率UP!

面接の場は、企業が応募者を選考するための場ではありますが、応募者もそのとき、会社の様子や面接官を見て、その会社がどういうところなのかを見極めています。

採用率を上げるために、少しでも気持ちよく面接を受けることができる雰囲気を作ることが大切です。今回は、面接の雰囲気を良くするためのポイントをお伝えします。

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社内環境・オフィスでの準備

まず社内環境、オフィス内での準備について解説します。

面接があることを社内にあらかじめ周知しておく

応募者にとっては初めて会社に来ることになります。面接担当者である自分や社員にとってはいつもの景色、当たり前の環境になっているかもしれませんが、相手にとっては初めての場所ということを意識してください。

受付に来るのも初めてですから、入りづらい雰囲気になっていてはマイナスです。

そこで、何月何日の何時から、どの部署で面接を行う予定ですということを社内に周知しておくことが有効です。社内で共有することで、自分以外の社員が応募者を受付近辺で見つけたときなど「いらっしゃいませ」と声をかけてもらうようにすれば、応募者も安心しやすくなります。

もし、受付担当者もいるようであれば、あらかじめ面接予定のスケジュールや、応募者の名前を共有しておくことで、より相手に寄り添った対応ができるようになります。

応募者からも「嬉しい対応をしてくれるこういう会社で働きたい」と思ってもらえるような雰囲気づくりが大切です。

社内およびオフィス周辺をきれいにしておく

面接の有無に関係なくきれいにしておくべきものではありますが、応募者がオフィスを見たときに幻滅しないように社内の清掃、デスク周りの整理整頓は大切です。

また、玄関口や敷地内も見ておきましょう。ゴミや雑草などがあるのはみっともないですし、雨の日などは傘立てが雑然としている可能性もあります。

他にも、ホワイトボードが汚かったり、時計のずれ、蛍光灯が切れかかっていたり、段ボールや荷物が雑然とオフィス内に置かれていたりするのも、応募者から見るとだらしない印象につながります。

リラックスして面接を受けられる環境づくり

会社に入ってから面接を経て、出ていくまでの動線に沿って、問題ないか確認してください。面接担当者が思っている以上に、応募者は会社の様々なところを気にしますし、目が行きます。

応募者の心理・目線に立って動線を考える

応募者は会社・ビルの入り口、受付、廊下、面接会場(ここで面接実施)、そして廊下、会社入り口へと動きます。

この一連の動きの中で見たもの、出会った社員の対応など、応募者が感じたこと全てが会社の印象、評価になります。面接会場までの動線も注意する必要があるということです。

張り紙を張っておくなど、誘導はわかりやすく行うことがポイントです。

面接会場(部屋)の準備を整える

ゴミ、埃などは掃除してきれいにしておくことは必須です。

室内の消臭、換気はもちろん、室内の温度もエアコンで調整しておきましょう。

また、応募者のカバン、手荷物を置くテーブルも準備する心配りが欲しいところです。

そして、面接会場で、面接担当者から見やすい位置に掛け時計を設置しておくと、腕時計や手持ちの携帯電話で時間を確認するような身振りをしなくて済みます。

面接に集中できる環境にする

面接の場所については、応募者のストレスにならないように、可能な限り、他の従業員の声が届かないところ、往来しないところを選んでください。

オフィスが小さい、部屋がないなどの場合でも、面接する時間帯を工夫するなどの対応を検討しましょう。

そして、面接中は面接担当者は面接に集中できるようにしてください。電話の取次ぎを受けることや来客の取次ぎなどは他の従業員に任せて、応募者に向き合ってください。

面接担当者の身だしなみ

応募者は面接に向けてきちんとした服装を準備して来るケースが圧倒的に多いです。

当然、面接担当者もきちんとした身だしなみで対応することが大切です。一般的なオフィスの場合、スーツにネクタイ着用が原則ですが、ノーネクタイであれば、面接前に挨拶をしたときなどに「本日はクールビズで、ノーネクタイにしております」など断りの言葉を伝えてください。

スーツを着る業界ではない場合、作業服などでも問題はありませんが、服のボタンは留めてだらしなく見えないようにしてください。

男性が面接担当者の場合、無精ひげは剃っておくのはもちろん、面接前に顔が脂ぎってないかをチェックし、汗拭きシートなどで拭いておくことをおすすめします。

面接は複数の人間で役割分担する

面接を成功させる、良い選考を行うためには、面接はできれば2人で行うほうが良いでしょう。

1人だけだと先入観や印象での判断に偏りが出てくる可能性もあるので、複数の人間の視点で選考するほうが良いということです。

2人で行う場合、役割分担として、質問をする担当、答え方、仕草、表情を見る担当というように見るべきポイントを明確にして面接に臨むことが大切です。

面接前後の動きで見るポイント

最後の注意点として、面接が始まる前、終わった後、そして応募者が受付に来る前後も、選考・観察するポイントがあります。

応募者が予定時刻に遅れてないか、早すぎないか、ドアの開け方は丁寧だったか、来社時に挨拶はしていたか、受付時に丁寧な言い方だったか、面接後に会社を出るときの様子はどうだったか等、見るべきポイントはたくさんあります。

面接担当者以外にも受付や案内した社員などもこういったところは見ているので、あとからどんな感じだったかを聞くのも良いでしょう。特に面接後は緊張も緩み、思わぬ本音や本来の人となりが現れることが多く、注視するポイントです。

いよいよ面接本番ということで、面接の進め方については以下の記事も参考にしてください。
»失敗しない採用面接の進め方~始め方・開始時のポイント

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