バイト・パートさんに有給休暇付与通知書を交付する3つの狙い

バイト・パートさんに有給休暇付与通知書を交付する3つの狙い

アルバイト・パート従業員でも労働基準法39条により、勤務時間等が一定時間以上の者には有給休暇が発生します(正社員と同様の扱いになります)。発生した有給については、付与については連絡・通知しなければならないというわけではありません。しかし、あえて有給休暇付与通知書を交付することで、従業員のやる気を引き出し、会社への信頼を高めることができます。ここでは、通知書を交付する目的・意義について詳しく解説します。

きちんとした通知書を作ることで信頼を高める

多くの企業では通知書などは発行されておらず、知らない間に発生していて後から上司に口頭で言われてわかるといったケースがあります。また、バイト・パートさんがわざわざ自分の有給休暇を計算して確認をとってくる、というようなケースは多くはありません。

そこで、会社の側から積極的に、あなたには有給休暇が発生しますよ、ということを伝えることで、「わざわざ伝えてくれるんだ!」という喜びとともに、「この会社はしっかりしてるんだな」という安心感、信頼感を持ってもらえるようになります。

通知書の内容はシンプルに、有給休暇が発生する根拠となった情報(勤務期間、勤務時間)と付与する日数、有給休暇申請の方法をまとめたものになります。単に法律の決まり通りのことをしているだけであったとしても、こういった工夫をすることで感動や信頼を生むことができるのです。

有給取得のマナーを社内に普及させる

通知書を交付する際、「有給休暇を取得して頂くのは問題ありませんが、必要な仕事の引き継ぎや情報の共有はきちんとしてくださいね」ということを伝えることが重要です。

従業員間のコミュニケーションを活発にさせるとともに「明日はお休みをいただきます」「昨日はお休みをいただき、ありがとうございました」という挨拶、一声を職場の同僚にかけさせることを積極的にうながすことで、従業員同士のマナーを向上させ、お互いが無理なくスムーズに有給を取得できるようにしておく雰囲気作りを進められます。

満足感・優越感を持って長く働いてもらう

中小企業では、きちんと法律通りにアルバイト・パートさんに有給休暇を付与していないところも少なくありません。なかには社会保険への加入も怠っている企業もあります。

そんななか、自分が働いているバイト先では有給休暇がきちんと制度として整っていて活用できる、ということは「アルバイトなのに自分は有給休暇がある!休んでも給料がもらえる!」という喜びを感じることができるものになります。

さらに、この喜びは会社で働くことの満足感を持てるだけでなく、他の会社でバイト、パートをしている友人、仲間に対してちょっとした優越感を持てるようにもなります。

最終的に、その後も働いていけば、さらに多くの有給休暇が取得できるようになることから、長期的・安定的な勤務が期待できるようになり、会社にとってもメリットが大きいと言えます。

まとめ

通知書を交付する狙いは上記の3つですが、会社にとっては有給休暇は「働いてもらってないのに給料を支払わないといけない」という意識になってしまいがちです。できれば休まずずっと働いてほしいというのが正直な思いという経営者もいるでしょう。

しかし、ブラック企業、ブラックバイトが話題になり、マスコミやインターネットで批判されるケースが増えている最近では、そういった考え方、経営の仕方ではまっとうなバイト・パート従業員が働き続けてくれることは期待しにくいものです。

「権利はしっかり行使して休んで欲しい、そしてその分、しっかりと仕事もしてほしい」という姿勢で社内環境を整備するほうが望ましいと言えます。

有給とともに、アルバイト・パート従業員にとって重要なのが社会保険。加入条件をあらためて確認した上、法律を遵守して手続きを行うようにしてください。
»アルバイト・パートの各種保険の適用・加入基準

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