応募者アンケートで事前面接!聞きにくいこともこれで解決!
書類選考の際に、求人応募者に事前にアンケートを書いて提出してもらうことで、面接前の選考が非常にスムーズにいきます。今回は、事前アンケートの内容、確認する項目について解説します。
応募者に事前にアンケートに回答してもらう
応募者へのアンケートというのは聞いたことがない人も多いかもしれませんが、イメージとしては、病院などで診察の前に記載する、簡単な問診票のようなものです。
A4用紙1~2枚で、応募者に会社からあらかじめ聞きたいこと、確認したいことを盛り込んで回答してもらうというものです。
書類選考の結果で面接まで進む人に対して、通知を郵送する際に同封し(メールの場合はファイルを添付し)、面接日に持参してもらいます。
効率の良い面接のために事前のアンケートが有効
面接の時間は限られていているものです。限られた時間の中で聞きたいことを聞き出して採否の判断を行う必要がありますので、効率の良い面接のために事前のアンケートを行うのです。
聞き洩らしたことをなくすために、後で「あのことも聞いておけば良かった」とならないように、絶対に確認したいことはあらかじめアンケートに盛り込んでおくことが必要です。また、アンケートという書面に残すことで、言った、言わないの水掛け論を防ぐ効果もあります。今の時代、曖昧な約束や同意は会社にとって不利になるケースもありますから、書面に残して記録を取っておくことはその意味でも役に立ちます。
また、冷やかしや本当に働く意思がないような応募者をフィルタリングする効果もあります。応募者アンケートに回答せず辞退する場合や、当日来ない場合も考えられるので、アンケートでフィルタリングすることで貴重な時間を有意義に使えるようになります。逆に、しっかりとアンケートに回答してきた応募者は、それだけで働きたいという気持ちがあるということですから、採否の判断のプラス材料にして良いでしょう。
また、雇用契約書の前段階として、お互いが確認できる書類という意味もあります。言った、言わないのトラブル防止とともに、条件面での認識の不一致を防ぐ効果も期待できます。
絶対に聞きたいことをアンケートに盛り込む
アンケートの項目は企業によって様々なので、テンプレートをアレンジするのもおすすめです。
基本的な質問項目は以下の通りです。
1.志望動機
応募の動機は履歴書でも記載する場合がありますが、アンケートとして別途、簡単に確認しておくことをおすすめします。今後の採用活動において、応募者が働くにあたって重要視している点を把握できるとともに、1番目の質問としてもスムーズです。
2.扶養範囲の収入を希望かどうか
これは扶養の範囲で働きたいかどうかを確認するための意味があります。特に学生バイトやパートさんの場合に、事前に応募者の家族の中で話し合って決めてもらうとスムーズです。また、年収の制限がどこまでかによって、時給から働いてもらえる時間も逆算できます。
3.勤務時間の延長・残業の可否
年収制限とともに、残業の可否をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。残業はできない、曜日によっては働けるなど応募者によりかなり条件は異なっているので、これを記載してもらうことで会社での働き方、働く時間の目安にもなります。
4.勤務できそうな期間(見込み勤務期間)
会社側としては長く働いてもらいたいというのが基本的な前提になりますが、学生なら就職活動、パートさんなら配偶者の転勤、異動にも影響される場合があります。確実な情報とはなりにくいものですが、ある程度の見通しを教えてもらえれば、それをふまえて選考できます。
5.服装・身だしなみ規定
茶髪、ピアス、ひげ、ネイルや勤務時の服装など、身だしなみのルールについて、事前に同意をとっておくことで応募者本人も自分の身だしなみがNGかOKか(直さないといけないかどうか)の判断できます。後からルールを押し付けるとトラブルになりかねないので、事前に同意してもらっておくことがポイントです。
6.反社会勢力とのかかわりがないかどうか
暴力団や反社会的な勢力とのかかわりはどの会社でも避けばければいけません。基本的に、かかわりがある人は稀な項目ですが、念のための確認事項として記載してもらうことになります。
7.自社ホームページへの写真掲載の可否
個人情報保護やプライバシーとの兼ね合いで、昔は宣伝のために明確な同意がなく写真の素材に使われるケースもありましたが、最近では応募者もこういった利用には敏感です。同意するにせよしないにせよ、あらかじめ聞いておくとトラブル防止になります。
8.健康診断の受診
内定時に会社負担で健康診断を受信してもらうことの同意です。健康面に不安がある人は面接を辞退してくる可能性もあります。
9.作文
テーマを決めて50文字~100文字程度の簡単な文章を書いてもらいます。国語力の簡易的なテストになります。ただし、テーマについては、求人で聞いてはいけない項目もあるので家族や政治的な要素のある時事問題などはテーマとして設定しないように注意が必要です。また、長文となると応募者も読む側も時間がかかってしまうので、文字数は短めで問題ありません。
他にも、この段階で希望のシフトの確認を行うのも良いでしょう。また、アンケートによって採否、選考の判断に影響を与えるものではないということを応募者に伝えておくと不安を与えずに正直に回答してもらえやすくなります。
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