アルバイトを試用期間で見極める3つの視点
試用期間を形式的なものにしないためには、今回紹介する3つの視点で見ていくことが大切です。
そして、バイト・パートスタッフ本人だけでなく、彼ら彼女らと接する周囲のスタッフにも配慮しておくことが試用期間を有効活用するための秘訣です。
履歴書や面接ではなかなか知ることができない、「心・技・体」の3つのポイントで見極めていきましょう。
心=周りへの気配り、勤務態度
まず1つ目は「心」の要素。周囲へのアンテナがしっかり張られている人で、勤務態度がしっかりしているかどうか。
これは履歴書では判断できないことで、本人の学歴や免許、資格とは関係ない場合も多くあります。育ってきた過程や周囲との人間関係のなかで育まれている要素であることが多く、この部分がしっかりしていない人には、働くうえで以下のような問題が起こる可能性があります。
「心」を見極めるときのポイント
- 相手の都合や状況を考えずにいきなり話しかけて用事を済ませようとする
- 業務中、髪の毛をいじることが多い
- おはようございます、お疲れ様です、失礼いたしますなどの挨拶ができない
- 敬語、丁寧語をうまく使えない
- 一つの仕事を頼むとそれだけに集中し、他のことに目が向かない
こういった傾向が見受けられるときには、いわゆる気配り能力・協調性が欠けていると判断して良いでしょう。
技=理解力、業務スキル
アルバイト、パートの仕事は高い技術や特殊能力は必要としないことが前提です。
とはいえ、仕事に必要なことを理解する力や、実際に業務を遂行する能力は必要となります。この力が欠けていると、次のような問題が起こり、何回も教えなければならず、繰り返し教える時間が余計にかかってしまいます。周囲のスタッフのモチベーションにも影響するため、問題があります。
「技」を見極めるときのポイント
- トラブルがあったときに次の防止策や予防策を考えない
- 期限ギリギリで報告や相談をする
- 2度目、3度目に同じことを教えても初めて聞いたようなリアクションをする
- 説明したことを誤解して違うことをやりはじめる
- 仕事の優先順位がわからない、確認しない
程度問題ではありますが、周囲のレベルと比べて著しく低い場合、伸びしろがあったとしても限度がありますから、試用期間でこういうことが判明した場合、本採用が難しいと判断しなければならない可能性もあります。
体=体力・気力・健康状態
想定しているシフトをしょっちゅう休まれたりすると、戦力としてあてにできず、カバーしなければならない周りのバイトにも迷惑がかかってしまいます。スタッフ全体のモチベーションにも影響するので、しっかり見極めましょう。
最低限、決められた曜日・時間帯を働くことが必須条件と言えます。体力がない人の傾向は次の通りです。
「体」を見極めるときのポイント
- 顔色が優れない
- 入社2週間以内に体調不良で休む
- 姿勢が悪くうつむき加減で仕事をし、元気なく歩きため息が多い
- しょっちゅう「疲れた」「しんどい」という声を漏らす
- おはようございます、失礼いたします等の挨拶の声が小さい
体力が無い人と一緒に働くと、安定した仕事が期待できないのはもちろん、周囲のスタッフに余分な負担がかかることになります。上記のような傾向がないかどうか、しっかり見極めてください。
まとめ
試用期間を最大限有効活用して本採用か否かを決めるために、上に挙げた「心」「技」「体」3つの視点で働きぶりをしっかり見定めていくことが大切です。
そして、試用期間で働いている本人だけでなく、周囲のスタッフがどういう目で見ているか(うまくやれているか、将来的に負担にならないか、馴染んでいけそうか)といったところも注視することをおすすめします。
試用期間が無事満了したら、あらためてその旨の通知を行い、本採用にあたっての面談を行うことで会社への信頼が高まり、定着率がグンとアップします。
»アルバイト・パートの試用期間満了通知と面談の仕方
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