突然アルバイト、パートが来なくなった場合の対処法と給与の支払い
雇ったアルバイト・パート従業員が働き始め、しばらくしてふっと来なくなってしまった…。こんなときの対処方法をお伝えします。
複数の手段で繰り返し連絡を取る
まずは本人への連絡を取るということを最優先で進めてください。事情がわからないので、まず連絡を取ってみることが先決です。連絡先の電話番号に電話をかけてください。この場合、会社やお店の電話からかけてみて、それでもつながらない場合は携帯電話からかけてみるのも良いでしょう。
つながった場合はなぜ来ていないのかの理由や、状況を確認してください。また、退職したい気持ちなのか、そうではないのかも状況によって聞いたほうが良い場合もあるでしょう。
電話はつながらなくて留守番電話になった場合、上記のことを録音して折り返しの連絡を依頼しておくほうが良いでしょう。
電話で連絡がつかない場合、メール、LINEなど他の手段で連絡を取ってみてください。同僚や先輩、後輩から連絡してもらうのも良いでしょう。※職場の中で誰かが連絡を受けている可能性もゼロではありませんので、その確認の意味も含めて職場の当日のスタッフに聞いてみることも必要です。
重要なのは、一度連絡してダメでも、時間の許す限り複数回試みることです。何度も着信の履歴が残っていたら、気にするタイプの人なら早めに折り返しの連絡があるかもしれません。
身元保証人に連絡する
本人に連絡を取り続けてもなおつながらない場合、家族や保証人など身元保証人に連絡を取ってみてください。入社時に身元保証書などを受け取っている場合、その人に連絡をするということになります。
身元保証人につながったら、現在の状況や事情を説明して、バイトを辞めたいのかそうではない事情なのかなどを確認するように依頼してください。病気や事故などの可能性も全くないとは言えませんから、あまり本人を責めるような伝え方ではなく、連絡がつかずに困っていること、安全が確認できず不安であることを伝えておくと相手も協力的になってくれるでしょう。
働いた分の給与は発生するが支払方法は雇用者の判断
残念ながら連絡が取れず、その後退職の連絡が来た、もしくは解雇することになった場合の給料について説明します。従業員との契約の中で、基本的には働いた分の給与を期日で締めて、一定の日に支払う(振り込みなど)ということになっているでしょう。
この考え方に基づき、来なくなった日までの分の給料は発生しますので、支払う必要があります。法律に違反する損害賠償などは請求することはできません。
ただし、給料の支払い方法(従業員の受け取り方法)は特に法律の定めがあるわけではありませんから、どうやって支払うかは雇用者側が自由に設定できることになっています。このとき、従業員側が振り込みなど別の手段を希望しても、手渡しで支払うから来てくださいということは可能です。※このとき、居酒屋など制服貸与しているのであればユニフォームなどの返却を求めても良いでしょう。他にも書類上のやりとりや事務所のカギなどを持っている場合は、全て返却してもらう必要があります。
まとめ
従業員が突然出社しなくなった場合、まずは考えられる手段での連絡を試みて、次に身元保証人に連絡。どうしても連絡つかず退職となる場合には、給料は雇用者側が支払方法を選択できるということをおさえておきましょう。
なお、突然来なくなりそうかどうか等は、実際に働きだしてまもなくの試用期間である程度、見極めることも可能です。こちらの記事も参考にしてください。
»アルバイトを試用期間で見極める3つの視点
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